オーディオ屋に行ってきたの巻

ゴールドムンドのパワーアンプMimesis28Evoの修理をしたのです。もう3回目です。音は最高ですが、ハズレ機種だと思います。そこでこれを下取りに出して新しいアンプを買おうと思い、オーディオ屋(SIS)に行ってきました。目をつけたのは結局ゴールドムンドのSR(笑)。小型のモノパワーアンプで、左右1台ずつ計2台使います。音はいつものムンドの音で、満足です。本体も重すぎず、ひ弱な私でも持ち上げられます(28Evoは持ち上げられなかった)中古で37万円とのこと。28Evoを下取りしてもらうと、10万円以下で手に入るので、即決しました。
オーディオ屋ではいろいろ試聴したのですが、Celloのプリアンプはアンバランス接続だとインピーダンスが合わない?みたいで、クラシックCDだと音がひずみまくりでした。ポップスやジャズはなぜか平気。ひずむ場合はプリアンプの入力ゲインを下げればいいのですが、目に見えて音痩せしてスカスカになってしまいます。高価な機器(CDプレーヤーはLINN CD-12。定価280万w)を使ってもインピーダンスの相性が悪いと悲惨な音になってしまうことがわかり、怖かったです。私はムンドのプリアンプを使っているので、パワーもムンドにしたほうがいいとのこと。こういうメーカーは独自な設計になっていることが多いので、同一メーカーで揃えるのが無難なようです。でもムンドのCDプレーヤは高すぎて手が出ませんが。LINNのCD-12も音はともかく(全体に甘めのトーン)、メカニカルな造りがなにもかも徹底して美しくて見ほれました。CDトレイの動きが加速⇒減速⇒閉じる、みたいな感じでなんだか官能的です。

内田光子&ハーゲン・クァルテット@サントリーホールの巻

1年ぶりのサントリーホールでございます。おニューのリーガル靴で行ったのですが、あちこち滑ってとても怖かったです。でもようやく元気になって、こうしてコンサートも聴けるようになりました。本当にありがたいことです。というわけで演奏会の曲目は以下のとおりです。

まず、ベートーヴェンの四重奏曲は、曲自体がとても難しくてとっつきにくく、正直辛かったです。連れも「いいんだか悪いんだかすらもわからない」とか言ってました。私は演奏が攻めすぎなのがイヤでした。好みの問題ですね。
赤ぶちのメガネをかけた内田さんが加わっての五重奏は、内田さん大爆発ですごかったです。左手の低音を雄大に響かせる解釈で、左足をガッと踏ん張って弾く場面がしばしば見られました(後ろ方向から聴いていたので脚の動きがよくわかった)。鍵盤の上から体重をかけて叩くだけではズシンとしたフォルテは出ないんです。あたりまえのことですが、プロでもわかってない人が多いと思います。
あとポイントとしては、内田さんとヴィオラの2人が女性で、そろって赤い衣装を着ていました。だからメガネも赤いもの選んだのだと思いますが、チャーミングでとても可愛らしかったです(笑)。
内田さんの11月4日のリサイタル(シューマンダヴィッド同盟+シューベルトソナタ20番)、先週チケット買ったのですが運良くデルタ席が取れたので、がんばって行ってきます。曲目については、シューベルトソナタは自分でも苦労して全楽章弾いた曲なのでいいですが、ダヴィッド同盟は改めて予習しなくちゃなりません。楽譜持ってるけど中身ちゃんと見たことがない(汗)。

身体障害者のメリット・デメリットの巻

身体身障者になるといろいろな補助や割引サービスがあり、私のようになんとか一人で動ける程度の障害だとメリットが多いと思います。

  • 航空運賃の値引(概ね4割)。さらに普通の人は座れない身障者優先席を自動的に設定してくれます。出入口に近く、非常口にも近く、座席の前のスペースが大きく、客室乗務員の横、みたいな席。補助の手間を考えてのことだとは思いますが。
  • 鉄道運賃の値引(概ね100km以上は乗車券のみ半額)。JRだけでなく私鉄でもだいたいこのルール。トイレの問題とかいろいろあって、長距離バスには乗りたくない(乗れない)人が多いのね。だから鉄道移動が増えるのです。⇒後日追記:高速バスも半値でした。バスに乗れると移動が激安です。バス運賃は鉄道よりも安いのに申し訳ない。
  • 映画などの興行チケットの割引。映画はいつでも1000円。
  • タクシー代金の割引。どこも1割くらいなので恩恵は少ない。
  • 公営交通の無料化。都バスとか都営地下鉄の無料パスがもらえます。1年期限です。これが「無期限」って書いてあったら銀河鉄道に乗って諸星漫遊の旅に出られるのに!
  • 厚生医療という制度があり、医療費の3割負担を1割に抑えられる。疾病や障害によって適用範囲が決まってます。
  • 障害年金とか、要はお金を出してくれる制度がありますが、所得リミットがある模様(自治体によって違う)。金沢では却下されましたw
  • ほかにもいろいろありますが、障害者本人だけでなく付添い人にまで同様のメリットが波及することがあり(特に1級が強力)、夫婦のどちらかが障害者というときにはありがたい制度です。たとえば映画は障害等級にかかわらず付添い人まで1000円ってところが多いです。ありがたや〜。

航空運賃はインターネット予約でも障害者割が選択できとても便利です。しかし列車は窓口で申し出るしかなく、ちょっと不便です。というか障害者が特急予約するためだけに駅に出かけられると思ってる時点で甘い制度で、付添い人が代理として買わなくちゃいけません。(自動券売機も対応していないのが鬼畜。ソフトウエア改良してよ!)
デメリットは、私の場合は「段差」に集約されます。大都市ではバリアフリー化が進んでありがたいことですが、エレベータはたいがい施設の端っこに追いやられてるのでそこに移動するのが大変です(泣)。私が大変に思うのだから、もっと障害の重い人や車椅子の人はとてもしんどいはず。あと、上りエスカレータを設置しているところは多くても、下りが少ないです。足が悪い人は下りも大変、ということを認識すべきです。
他に問題のある段差としては、やはりトイレが上げられます。男子用小便器の前に段差をつけないで〜。あとは、配管を通さなければならないので、構造上どうしてもトイレ全体の床面が上がってしまう施設が多く、こういうところはトイレ出入り口に階段や段差があったりするのが普通です。東武百貨店も入り口が急なスロープになっていて、障害者になる前からいや〜な感じを持っていたのですが、もはや障害物競走の様相です。
最悪なのは職場のあるJR御茶ノ水駅で、ここにはバリアフリー施設がありません。ないというか、スペースの都合上どうしても設置できない感じです。ここがバリアフリーになってるのは中央線⇔総武線各停の乗り換えだけです。この2線の乗り換えが同一ホーム上でできるのは御茶ノ水しかなく、障害者でなくても使いにくい路線設計だと思います。プンスカ。
私は下半身が障害されてるので動き全般がのろくなっていますが、おかげで出かけるときは余裕を持つようになったし、疲れたらカフェでゆっくり休むとかしています。生活がゆっくりペースになったことで、かえってストレスが溜まらなくなったように思います。東京都内はみんな急ぎすぎですね。なにをそんなに急ぐ必要があるのか、わからないです。

坂本龍一、教授の座を放棄するの巻

http://www.nhk.or.jp/schola/message/index.html
放映開始前からこの弱気です(笑)。でも書いていることは、そのとおりでございます、としか言えません。他人に教えるときは、自分も勉強しなおして理解を深める必要がある。音楽に限らずすべてに通用する基本ですね。私もパソコン教育とか新入社員教育をずいぶんやったけど、人前に立ってしゃべる以前の準備のほうが大変でした。
「音楽の学校」は前回シリーズがワークショップが限りなくつまらなかったのです。でも今回は割とまとも。そのかわり解説編は、頭でっかちなだけの浅田彰と何も考えてない小沼純一の2人でよってたかって台無しにしてくれてるかんじ。古典派は岡田暁生先生の独壇場にしておけばよかったんだよ。坂本先生はすべてを自分で仕切ろうとしすぎ。だから疲れちゃうんだってば。
岡田先生は何度かTVで拝見していますが、いつもすごいです。この人の講義は聴講したいです。私が絶賛したツェルニー ピアノ演奏の基礎も、岡田先生の翻訳です。もうバッハ〜古典派の書物の翻訳は全部先生におまかせしたほうがいいと思います。許ナントカさん(よく知らないw)とか日本語に不自由な人の訳は読んでいて目が滑って転ぶような感覚を覚えます。

ケータイ写真集の巻

ジョブス逝去報道翌日のアップルストア銀座店前。すごい量の花とりんご(かじったやつもあった)。ウインドウにはメッセージが書かれたポストイットが貼られています。前日に大きく報道されたので、銀座アップルの周辺は道行く人がみんな「アップルが・・・」「マックOSが・・・」「ジョブスが・・・」みたいなことを話していました。改めて影響力の大きさを実感です。

Stay hungry, Stay foolishのメッセージとともに。

金沢市内を100円で走る「まちバス」ちゃん。他のバスよりひと回り小さくてかわいい。車庫でお休み中です。まちバスは大好きだったのでもっといい写真を撮りたかったが体調が悪くて叶わず(泣)。

金沢にて使徒殲滅。

お台場ガンダム(実物大)

樫本大進が別人に生まれ変わっていたの巻

樫本さんは10年くらい前に協奏曲とか室内楽を聴いているのですが、とにかく自発性に乏しいイメージで、こりゃソリストとしては無理かな〜と思っていました。その後、ベルリン・バロック・ゾリステンのクスマウルの弟子になったという話を聞いて「あら?何か変化があったのかしら?」とか思っていたらいきなりベルリンフィルコンマス就任。なにその超絶出世劇。と思っていて、今日NHK−BSで演奏を繰り広げてるのですが、もうまったく別人。完全に別人。クスマウルじゃなくて樫本大進がトップになったベルリン・バロック・ゾリステンではグイグイと積極的にメンバーを引っ張り、アルゲリッチとのシューマンのピアノ五重奏(いま演奏中w)では、鋭い切り込みを見せ、もう本当に超一流という感じ。10年前にブロンフマンのピアノでブラームスの五重奏をやったときは遠慮がちにキコキコ弾く男子というイメージしか残らなかったのに、えらい変わりようでびっくりです。とにかく世界に通用するバイオリニストに生まれ変わってくれてよかったよかった。
いま終わりました(笑)。シューマンの五重奏曲は終楽章で最高潮に盛り上がったところで第一楽章のテーマをもとにしたフーガが挿入されるのですが、それが感動的でとても好きな曲です。樫本すごいなあ。マイスキーと渡り合うとか、ちょっと感動だわ。この曲はアンスネスのピアノでも聞いてますが、今回の5人の演奏が最高だと思います。それはともかく、アルゲリッチがこの曲をぶっ飛ばさずにちゃんと弾いてるのを久しぶりに見た気がします。

職場復帰しましたの巻

今日から元の職場に復帰です。フロアも同じで違和感ないのですが、身体は違和感だらけでたいへんでした(汗)。
朝は東上線、丸の内線とも座れたので楽勝。スタバもどき(エクセルシオールカフェ)で朝食を取って服薬、という想定どおりの行動をとってから会社へ。そこからの道ですべての人に追い抜かれ、同じ会社の人に「久しぶり。それにしても歩くの遅いよね」とか言われてしまう始末です。出社後も復帰のあいさつ回りをしているうちにどんどん足に疲れが溜まってしまい、デスクにどんよりと腰掛けるだけの私でした。それでも新しいPCの環境設定とか、アプリケーションのインストールなどで午前中を過ごしました。でも昼食後の午後がたいへん。3時くらいから下半身がだるくてどうしようもなくなって(このときに糖分補給すればよかったと後悔)、そそくさと定時で退社です。それで、どうしても有楽町に行っておきたかったのでなんとか行って、倒れそうになりながら有楽町線に乗り池袋へ。けっこう混んでいたのに座れたのは僥倖です。東上線も始発なので座れてラクでした。それでもしんどかったので常盤台で下りて、ドトール※で甘めにしたカフェラテを飲んだあたりから復活して、スーパーで買い物までして、家まで歩いて帰ってこれました。その後は銭湯にまで行ってしまった。疲れてはいるが、倒れそうというほどではなく、やはり低血糖だったのかと思います。

ドトール上板橋駅南口にもあるのですが、南口はエスカレーターもエレベータもないので却下なのです。エレベータのある北口はモスがありますが、モスはコーヒー系がマズーで却下なのです。BUNさんはわがままですねw