夏コミケの本を入稿しましたの巻

コミケに出す本の制作のためブログの更新が滞っておりましたが、無事入稿が終わりました。新刊は2冊です。

エヴァ新劇場版 +シン・ゴジラ サントラ本

さらば宇宙戦艦ヤマト サントラ本

エヴァ新劇場版サントラ本は、いままでブログで書いていたことや、「演奏してみた」で採譜をしていくなかで気づいたことなどをまとめています。

さらば宇宙戦艦ヤマトは自分がアニメサントラ好きになったきっかけの作品です。今週末の8月5日でちょうど公開から40周年ということで、音楽的な演出についてもいろいろ書きました。

 

下記はツイッターでの報告です。

ピアノリハビリの巻(4)

相変わらず革命のエチュードを練習中。練習時間が少ないのはわかっているのですが、なかなか思うように弾けるようにならないのでちょっとつらいです。

といっても全体的に弾けないわけではなくて、だいぶポイントは絞れてきました。以下の2箇所の左手パートが鬼門です。

1.15~16小節

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16分音符5つで2オクターブ以上を上下する難易度が高いパッセージで、上がる方向に弾くのが苦手です。親指をおへその前のあたりまで動かす必要があるので、なかなかスムーズにいかない。12年くらいまえにこの曲を発表会で弾いたときは、それほど苦労しなかったはずなんですが。

2.25~26小節

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ここも同じですけど、最初の音型を5323-1で取ろうとすると高確率でミスるので、ハンス・フォン=ビューローによる上記の運指のほうがよさそう。

全体的に指を動かして力技で弾こうという意識が先走っているので、もっと手首・肘を柔軟に使って、しなやかに、うねるような表現で弾けるようになりたいです。

エヴァ新劇場版音楽本準備中の巻

コミケで発行するエヴァ新劇場版の音楽本を準備しています。ブログを読み返すと、エヴァ破あたりから音楽演出について突っ込んだ言及をしていて、アニメ劇伴に対する接し方がそれ以前とは変わっていったと思いました。

エヴァピアノ曲こそいろいろ弾きましたけど、それ以外はほとんど弾いておらず、採譜もしていないので、頑張ってオケ曲を採譜してます。だんだん興が乗ってきて、1ページで1曲解説になりつつあるので自重。

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聴音を鍛えてきたおかげであまり悩まず採譜できますが、物理的には時間を要する作業なのでコツコツと進めます。40~50ページくらいになりそうです。

残酷な天使のテーゼ/魂のルフラン リマスタリング盤とシン・エヴァンゲリオン劇場版の公開時期の巻

残酷な天使のテーゼ魂のルフラン リマスタリング盤が発売になりました。


「残酷な天使のテーゼ」MUSIC VIDEO(HDver.)/Zankoku na Tenshi no Te-ze“The Cruel Angel's Thesis”

それはめでたいのですが、歌詞カードもクレジットも文字が小さくて読めません。ここはユーザーの高齢化に配慮してほしかったですね。

あとはシン・エヴァンゲリオン劇場版:|┃がいつ公開になるか?ということです。(こちらが本題)

エヴァQ(2012年11月公開)のときは、以下のようなタイムスケジュールで事前情報がかなり小出しになされています。

ポイントは、1年以上前に公開時期がアナウンスされていることです。エヴァ破のときも、2008年10月に「2009年の初夏になる」とアナウンスがあり、上記のように6月に公開されています。ということで、現時点でシンエヴァの上映時期のアナウンスが無いことを考えると、来年の夏以降になるのはほぼ確実だと思います。

鷺巣詩郎さんが何かをレコーディングしていることをツイッターで報告しています。これがおそらくシンエヴァの劇伴だと思うのです。Qのときもかなり時間をかけて複数回に分けて録音しているので、今回も録音セッションの第1回ではないかと推測しています。ということで、ナッシーのように首を長くして待ちましょう。

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コミックマーケット94にサークル参加しますの巻

8月11日(土曜)東5ーホ29a コスモピアニスト です。

エヴァ新劇場版の劇伴解説本と、さらばヤマトの劇伴解説本を予定しています。いままで出した本(魂の変奏曲)のような楽曲分析だけの本ではなくて、音楽演出にも焦点を当ててます。

というわけで、よろしくおねがいします。

おっさんずラブ主題歌・BGM スキマスイッチ Revival を演奏してUPしましたの巻


おっさんずラブ主題歌・BGM スキマスイッチ Revival を弾いてみた:楽譜付き

最終回が良かったので、劇伴で使われた主題歌のピアノソロバージョンを採譜して弾きました。セリフでよく聞き取れず適当になってしまった部分があり反省(原曲を参考にすべきだった)。

この曲は、メロディは夜空ノムコウで、アレンジはミスチルで、でも歌詞やコード進行は槇原敬之っぽいとか(かなりセンチメンタル)、いろいろな要素が感じられて面白かったです。オリジナルは不完全終止で微妙な余韻がありますけれど、このピアノソロ版はしっかりトニックで 終わります。

Blu-rayが発売になるということでみなさん大喜びしていますね。副音声も入ってるとか、一昨年の単発ドラマも収録されるとか、わかってらっしゃる仕様がいい感じです。

シャルル・リシャール=アムラン ピアノリサイタル@ミューザ川崎の巻

曲目は以下の通り(全部ショパンです)。

アンコールはバッハのアリオーソ(チェンバロ協奏曲第5番へ短調より第二楽章)、ショパンの別れの曲でした。

弾き込んである曲と、そうでない曲に差があるように思いました。弾き込んであると思った曲は、英雄ポロネーズ、バラード3番・4番で、スケールの大きな演奏で感動しました。弾き込んでいない曲の出来が悪いというわけではなくて、コントロール優先の演奏になってミスが少なく完成度は高いのですが、その反面、思い切りの良さやスピード感がわずかに欠けるように思えました。