かぜが職場に蔓延していて見事に感染してしまいました。くそう。おそらくライノウイルスかコロナウイルスで、発熱はそれほどでもないものの喉の痛みはけっこうあったし、鼻水が強烈でした。金曜日にスティーブン・オズボーンのリサイタルがあるのでそれまでに治さないとマズいです。
交響曲 宇宙戦艦ヤマト の解説本を作成中の巻
- アーティスト: 大友直人(指揮)/東京交響楽団/横山幸雄(Pf)、大谷康子(Vn)、小林沙羅(Sop)
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2019/04/17
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
冬コミケに出られれば発行するつもりの交響曲ヤマト解説本を書いてます。
第一楽章と第四楽章の構成がユニークで難しかったんですけど、繰り返し聞いたりスコアを読み込むことでなんとか理解できました。自分はこの曲が初めてリリースされた1984年にはこの曲は理解できず、その後はほとんど聞いていませんでしたが、ようやくアニメ劇伴という枠をこえて、独立した作品としても完成度が高く普遍的な感動をもたらす音楽ということがわかりました。
四楽章形式の交響曲ということで敷居が高さは否めないですし、ラプソディの第四楽章はともかく拡大されたソナタ形式の第一楽章を楽しむのはけっこう難しいと思うので、気軽に聞いてほしいという気持ちも込めてわかりやすい解説を心がけようと思っています。
交響曲ヤマトのスコアの現状。
— コスモピアニストの人 (@NikHarnoncourt) 2019年10月21日
第四楽章の付箋が多いのは構成がよくわからんかったからです。いわゆる協奏ソナタ形式ということが判明しましたが、主題3つ+展開部には第三楽章のメロディ+ヤマト主題歌メロディと盛りだくさんw pic.twitter.com/O49YjuW6fu
交響曲ヤマトの解説を執筆中。
— コスモピアニストの人 (@NikHarnoncourt) 2019年10月22日
400小節もの楽章の構成を理解するのはなかなか大変で、もうちょっと細かいほうが親切だと思ったので展開部を4つくらいに分けるつもり。ソナタ形式の各パートの中にさらに起承転結がありますよ、という話を説明したいです。 pic.twitter.com/GYyYQjyTIe
心が風邪をひいた日(太田裕美)の巻
NHKの名盤ドキュメントで取り上げられていいなと思ったので購入しました。
荒井由実作曲の「袋小路」のピアノがハネケン(もちろん羽田健太郎)だとピンと来たのが購入動機の一つです。繊細なユーミンのコード進行と、押しが強めなハネケンのピアノの微妙なミスマッチ感がおもしろいです。
どうやらハネケンが全部ピアノを弾いたわけではなくて、明らかに彼とは違うピアニストが二人います。袋小路のほかにハネケンだとわかるのは「水曜日の約束」「青春のしおり」です。音色がかなり違います。
このアルバムは12曲も入ってますけど、当時の曲は平均3分半なので全部で40分くらいです。そこだけが不満です。もっと聞きたいのにサラッと終わってしまう。でもその絶妙な物足りなさがいいのかな。
最近、太田裕美がマイブームで出演番組を逃さず録画しています。彼女は歌だけでなくピアノもすごくうまいです。しっかりしたタッチで自己主張のあるプレイです。ハネケンみたいなピアノを弾く人はもういなくなってしまったと思っていましたが、ここにいたんだ、と思って嬉しくなりました。
宇宙戦艦ヤマト2202コンサート2019ソノ・トキ・キミ・トの巻
行ってきましたヤマト2202のコンサート。
生歌エンディング曲(フルコーラス)やら、スペシャルアレンジ劇伴メドレーなど素晴らしかったです。そしてついに平原綾香さんのGreat Harmony for ~YAMATO 2199を聞くことができました。みんな泣いてたよね。
その彩香さんの父の平原まことさんがサックスで参加していたんですけど、もう別次元のうまさで感服しました。音が出た瞬間から、フレーズの終わりまで「音楽を奏でるとはこういうことなのか」と愕然とするほどの衝撃でした。クラシックの管楽器奏者だと、宮本文昭のオーボエとか、カール・ライスターのクラリネットで同じ衝撃を受けていて、要するに唯一無二の人ということです。
他の参加メンバーではチェロの溝口肇さんが印象に残りました。溝口さんのお名前は80年代から知っていて、理知的なスタンスで演奏するニューエイジ系の音楽の人という印象でしたけどこのコンサートのプレイは熱くアグレッシブでびっくりしました。録音だと抑制した演奏になっちゃうんですかねえ。クリヤ・マコトさんも同じタイプで、録音だと限りなくオシャレ系なんですけど、ライブは超スリリング&激アツでした。
宮川彬良さんのトークも絶好調でコンサート終演予定を30分以上オーバーする有様でしたが、大晦日にすみだトリフォニーホールでやるジルベスターコンサートでオルガン協奏曲「白色彗星」を演奏するということで、こちらのチケットも確保してしまいました。なおまだスコアは書いてないそうですw
今回のコンサートは彬良さんがすごく自由にヤマトの音楽をアレンジして演奏していたことで、後を継ぐ重圧に苦しむのは終わりにして、自分らしく楽しんでしまおうという良い意味での開き直りを改めて再確認できました。再確認というのは、ヤマト2202のサントラCDがすでにそんな雰囲気がしたからです。
終わりの方で福井晴敏さんが登場してヤマト2205の情報などを告知しましたが「新たな顔と新たな決意で臨む」と旧作の主題歌を引用するあたりがサスガだなと思いました。
おっと、短くまとめようとしたけどけっこう長くなってしまったw
ユニークなアレンジが多かったので、1曲ずつの感想とか書きたいのですがBlu-rayで発売されるのでそれが出てからということにします。
またまたプロメアを見に行きましたの巻
たぶん通算で6回くらいプロメアを見ていますが(カウントが怪しい)、何度見ても音楽の盛り上がりがすばらしいのでサントラ本を出そうと思います。いい感じに盛り上がるようによく考えられた選曲になっているので、そのあたりも解説したいです。
サントラ盤もだいぶ聞き込みました。映画に流れている曲は、一応全部CDに入っています(Superflyの2曲は別売。そしてこれも映画で流れたものとは少し違う)。「一応」というのは、ミックスや尺がかなり違う曲もあったりするので、一応です。特にアバンタイトルの曲は別物みたいな感じがするので、サントラ完全版を出してほしいな~と思います。
サントラ担当の澤野弘之氏が「みんなガロのことが好きになっちゃう映画」だとインタビューで言ってたけど、これは本当。
あとサントラ盤をPC用のオーディオセット(ヤマハのミニコンポ)で聞いていて、映画館みたいな迫力が感じられず不満だったので、本日メインのオーディオシステムで再生したら映画館以上の大迫力でよかったです。解像度が高いゼンハイザーのヘッドフォンで聞いたほうが情報量は多いんだけど、この作品の場合は迫力のほうが大事です。
「プロメア」オリジナルサウンドトラックから - PIROMARE - を演奏してUPしましたの巻
「プロメア」サウンドトラック - PIROMARE -を弾いてみた:楽譜付き/ PROMARE ORIGINAL SOUNDTRACK - PIROMARE - with sheet music
またプロメアのサントラを弾きました。
実はすでに5回も映画を見ていまして、ありていに言えばドハマリしてしまいました。
今回の録音はいままでの所業を少し反省して、ミスったところ以外はノーエディット(修正なし)なんですが、それなりにクオリティは保てたのでホッとしています。