音楽図鑑 - 近況報告

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クラシック全般

アラベスクはアラビア風の模様のことなのか?の巻

徒然なるままにというか、気が向いたときに、適当に音楽美学を勉強しています。 そんなわけで、アラベスク。 ピアノを習っていた人は、ブルグミュラーとかドビュッシーとか、ちょっと詳しい人はシューマンの曲を思い浮かべると思います。バレエ好き、少女漫…

ポーリナ・オセチンスカヤ Polina Osetinskaya のバッハ ピアノ協奏曲第1番がとんでもなく素晴らしかったの巻

https://www.youtube.com/watch?v=osg_WmeLxQk現代ピアノの演奏では最高峰の1つだと思います。 まったく知らないピアニストでしたが、バッハでここまでピアニスティックな技法を使用して豊かな感情表現を盛り込みつつ、なおかつバロックのスタイルから逸脱…

ポリーニ/ティーレマン/ドレスデン・シュターツカペレのブラームスチクルスの巻

交響曲はきちんと聴いておらず、ポリーニが弾いたピアノ協奏曲2・1番しか聴いていないのですが、なにか書かずにはいられない名演だったので感想を書きます。NHK-BSプレミアムでの放映で、全部で3時間半ほどの長丁場だったんですが、放映順が「出来の良い…

いまごろ思い出したことの巻

ヘレヴェッヘのモツレクを所沢ミューズで聴いたんですが、聴衆の中に高畑勲さんがいました。連れが目ざとく見つけました。そして怖くて声がかけられなかったチキンなわたし。高畑さんはアニメ業界随一のクラヲタとして有名です。ちなみにナウシカやラピュタ…

カルロス・クライバーに酔いしれるの巻

NHKのプレミアムシアターで、クライバーの特集がありました。「トリスタンとイゾルデ」の映像がすごかったですね。音楽はもちろん、なにより彼の指揮する姿に酔いしれました。この公演を見に行ったスタッフの人が「指揮をする彼を見れなかったのが残念」と語…

相変わらずお元気そうなニコラウス・アーノンクールによる「耳のための学校」の巻

この人の著書をだいぶ読みましたが、基本的にはその著書で述べていることを実践しているだけだと思います。 このオケ(シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ)は、勢いはあるけれど、やや締まりのないアンサンブルが特徴で、良くも悪くも南米らしい雰囲気…

リズムオンチにもほどがあるの巻

自分のことですが。 シューベルトの未完成交響曲、あの第一楽章は4分の3拍子、アレグロ・モデラートだったんですね。きょうスコアを見て初めて知りました。シューベルト先生、本当にごめんなさい。 いままでは、8分の6拍子、アンダンテだと思っていて、…

宇宙戦艦ヤマトの音楽が、かなりクラシカルなことがあまり論じられないのが不思議でならないの巻

ヤマト2199のサントラ(BGM集)CDが発売初日いきなり売り切れとか、ちょっと信じがたい事態です。もちろん予約で入手しておりますが、解説に書かれている内容がイマイチだと思うので、補足します。 上記の動画で流れる、川島和子のスキャットが超有名な「…

音感が甘い自分が恥ずかしいの巻

調性によって心の揺さぶられ方が変わるという話ですが、さらばヤマトを見ていないとわからないので、見ていない人は読み飛ばし推奨です。 さらばヤマトというよりも、当時のあらゆるアニメの中で屈指の名曲とされる「想人(おもいで)」です。上記のmp3では…

皇后陛下が草津で室内楽の練習の巻

一緒に弾いているのが誰かわかった人は、ウィーンフィル好きな人ですよねー(笑)。 皇后陛下が静養するのは当然ですが、この二人も毎年この時期に草津で皇后さまと室内楽を楽しんでいるそうです。

ミニコン買いましたの巻

いま使ってるミニコンhttp://jp.yamaha.com/products/audio-visual/hifi-systems/mcr-230_black__j/ グレードUP版(スピーカーなし)http://jp.yamaha.com/products/audio-visual/hifi-systems/crx-550__j/?mode=model いつのまにか上位機種が出てました。改…

職場の真田さんにつづき・・・の巻

職場に真田さんがいることは先日書きましたが、新米くん*1もいることが判明しました。以下、新米くんのプロフィールです。 昭和50年代うまれ アニヲタ。ガチなので、時代を遡っていろいろ見てるらしく、私や真田さんの会話にも絡める。 ゲームヲタ。 ゲーム…

ドビュッシーのオペラ「ペレアスとメリザンド」がBSプレミアムで放映されるの巻

NHK-BSプレミアム 放送日: 2012年5月27日(日) 放送時間:翌日午前0:00〜翌日午前4:30(270分) ◇パリ・オペラ座バスチーユ公演 歌劇「ペレアスとメリザンド」 ◇ボン・ベートーヴェン音楽祭2009:パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ドイツ・カンマーフィルハーモ…

内田光子祭り@NHK-BS103(4月29日深夜)の巻

必見、もしくは必録画です。 詳しい情報はこちら ⇒ http://www.nhk.or.jp/bs/premium/ 4月30日(月)【29日(日)深夜】午前1時〜午前5時「プレミアムシアター」 ザルツブルク音楽祭2011 内田光子・イン・ザルツブルク am 1:00:00〜2:27:30 <曲 目> ・三重奏…

NHK BS「クラシック倶楽部」で最近放映されたすごい演奏の巻

ギル・シャハムのバッハ無伴奏最初のひと弓から、最後のシャコンヌまで、まことに圧巻でした。これ以上なにもいうことはありません。この番組のための演奏でした。音も最高。生演奏で聴いたのとまったく同じ音色。NHKえらい。よくぞやった。最近の休日は、い…

作曲家と聴衆のテンポ感についての巻

ハネケン並のダジャレ帝王いけべえが「オーケストラがやってきた!」(違)で語っていたテンポ感の話が面白かったです。作曲家はピアノで作曲して、ピアノで弾いた感覚でテンポを設定するけれど、いざオーケストラで鳴らすと必ず「速すぎた!」と思う、とい…

PWMに頼んだショパンのナショナル・エディションが1ヶ月以上経っても届かないの巻

・注文:1月31日 ・クレジット決済:PWMサイトでは即時実行したらしいがクレカ会社のWeb請求明細に反映されたのは2月14日付 ・現在のステータス:SENT(発送済)⇒30日前から発送済みw 注文から35日経過しましたw船便で送りやがったな。うが〜。…

本日のディモーラさんの巻

パナソニックの番組録画指令サイトです。いつもおかしなことをやってくれますのでご紹介。 武蔵野市民文化会館の演奏会には必ずこの人が出演します。単語判定ロジックを作った人に会いたい。サイトの操作性はいろいろ変えるのに、こういう瑕疵を直さないで何…

MDR-CD900STの解像度がスゴイの巻

最近さらにエージングが進んでいい感じに鳴っております。このヘッドフォンは解像度がとても高いのでほとんどすべての音が分離して聞こえます。 耳コピを諦めたアニメBGMをこれで聴いてみたんですが(全く採譜できそうにないのでお別れの気持ちで)、ごめん…

ローザンヌ・バレエコンクールとSWANモスクワ編の巻(ながいです)

ローザンヌで日本人が1位になったそうで、まずはバレリーナへの第一関門突破おめでとうございます、という感じです。ここで喜びたいけど、喜べないのよね〜。ご存知の方も多いと思いますが、バレエコンクールは音楽コンクールと同様にいわばその辺の泥の中…

メモ:PWMとポーランドショパン協会の決済についての巻

PWM通販はユーロ建てで美味しいのですが、クレジット決済が遅くて、1月31日に支払済みなっているデータが1週間たっても日本のクレカ会社に反映してきません。支払いにミスったかと思ってPWMサイトを確認したらしっかり発送済みになってるので、ク…

ベートーヴェン自筆譜ファクシミリの巻

日本で買うと超高いのでドイツの出版社から直接買いたくて英語で(笑)メールしたらちゃんと英語で返事がきました。 「日本に送ることは全然問題ないわよ。だって私たち自筆譜ファクシミリを世界中に送ってるんだから!送料が知りたいならどのファクシミリが…

ヘッドフォンを変えて作業が捗ったの巻

以前使ってたやつ:SONY MDR-F1 最近使ってるやつ:SONY MDR-CD900ST F1はオープンエアー型なので来客ピンポンを聞き逃さないですむ&イヤーパッドがモフモフできもちいいです。でかいけどとても軽いのです。長時間使っても疲れないから、DTMでデータい…

「高雅で感傷的なワルツ」の解説を書き上げましたの巻

先月中に大部分を書き終えていたのですが、推敲&直しを入れてほぼできあがりました。楽譜を追加して今週末〜来週中にもアップします。 鏡やガスパールと比較して大したことがない曲だと思っておりました。間違いもいいところでした。反省です。この作品はラ…

Boosy & Hawkesの楽譜を通販しまくり中の巻

ポンド安、円高のおかげでBoosy & Hawkesの楽譜が買いやすくなっています。日本国内価格はまだボッタクリなので海外通販で買いまくりです。欧州のほとんどの楽譜出版社は自前で通販しないで「販売代理店から買ってね」とWebに書いてあります。しかしブージー…

私が行ったものすごい演奏会の巻

連休なのでyoutubeを漁って、自分が行った演奏会の動画を探してみました。どれもNHKで放映されたものです。 伝説になったブロンフマン&ゲルギエフ&ウィーンフィルのラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番(全楽章)。ニコニコ動画に上がってるやつは音質悪…

「夜のガスパール」解説公開しましたの巻

音楽図鑑CLASSICに「夜のガスパール」を掲載しました。普段は書きたいことを箇条書きにしてから始めるのですが、今回はだらだらと書きはじめてしまい、収集が付かなくて困りました。あるときNHKの日曜美術館を見ていたら、「幻想や幻覚を客観視して描いた…

ラヴェルとワーグナーの巻

ドビュッシーがワーグナーに心酔してバイロイトまで行っちゃったことは有名です。ではラヴェルはどうだったんだろう?嫌いだよな、絶対に嫌悪するはず、と思ってちょっと調べたら、やっぱりワーグナーが大嫌いだったようです。いよいよラヴェルの好みまで理…

「夜のガスパール」解説だいたいまとまりましたの巻

8割くらいベルトラン絡みのことになりそうです。推敲するたびにどんどん音楽関連の記述がカットされました(笑)。当初の推測のとおり、ベルトランの詩を理解すればラヴェルの曲もわかります。そういうわけで、運がよければ今週末に、遅くとも年末までには…

マルグリット・ロン著「ラヴェル−回想のピアノ−」読みましたの巻

ちょっと前に入手していたのですが、影響されそうだったので封印してました。きょうになって「ミラージュ、または鏡」に関するところだけ読みました。私の出した結論に間違いがなかったことがわかりました。よかったです。心の鏡に幻影(ミラージュ)を反映…

ミシェル・ディミトリー・カルヴォコレッシ著「正しい音楽の味はひ方」入手の巻

ラヴェルの「ミラージュ、または鏡」でちょこっと紹介したカルヴォコレッシの著作(柿沼太郎訳)を入手しました。戦後すぐに出版されたものなのでわら半紙みたいな紙への活版印刷です。もちろん旧かな遣ひ(笑)。まだちょっとしか読んでないのですが、巻末…

ラヴェル「ミラージュ、または鏡」の解説を掲載しましたの巻

音楽図鑑CLASSICに掲載しました。いや〜、ついに書き上げた!いままで楽譜の音楽学的な分析で満足していたけど、この曲集に入ったとたん「ちがう、ちがうよ。そうじゃないよ・・・」と俺の中のゴーストがささやくので、現在過去未来の迷い道をクネクネしなが…

DATの録音をPCに取り込みましたの巻

やり方は下記のとおり。 1.DATのデジタル出力をマランツCDR-631に突っ込んでCD-Rに録音 2.このCDをB's Recorder Goldでリッピングしてwavに変換⇒保存 3.(゚д゚)ウマー 後処理 wavデータをYAMAHA SOL2(DAWアプリ)に取り込む エフェクトをいろいろ弄ってみ…

坂本龍一、教授の座を放棄するの巻

http://www.nhk.or.jp/schola/message/index.html 放映開始前からこの弱気です(笑)。でも書いていることは、そのとおりでございます、としか言えません。他人に教えるときは、自分も勉強しなおして理解を深める必要がある。音楽に限らずすべてに通用する基…

樫本大進が別人に生まれ変わっていたの巻

樫本さんは10年くらい前に協奏曲とか室内楽を聴いているのですが、とにかく自発性に乏しいイメージで、こりゃソリストとしては無理かな〜と思っていました。その後、ベルリン・バロック・ゾリステンのクスマウルの弟子になったという話を聞いて「あら?何…

アンスネスのラフマニノフの巻

さきほどNHKで放映終了です。 ロシア音楽を理解しようとしない指揮者とオケとピアニストによる非情に(誤字ではない)正確無比な駄演。アンスネスも昔のライブはもっとガンガンきていたのに例によって小さくまとめちゃった。まあそれだけにオケと乖離はし…

私によるラヴェル論の巻

「夜のガスパール」の解説で掲載しようとしていた文章ですが、そこへ至るまでのラヴェルのピアノ曲の歴史をコンパクトに俯瞰できたので、こちらに掲載します。 「夜のガスパール」へ至る道 1)懐古趣味(あるいは擬古主義)的なコンセプト 2)それに基づく…

ホームページ更新の巻

ケータイ捜査官7終了の悲しみに暮れつつも*1着実に音楽図鑑Classicを更新しました。ラヴェルの初期ピアノ曲は内容がシンプルなので解説を書くのもラクなんですが、「水の戯れ」以降は細かく分析するといくらでもたくさん書けてしまいます。実はすでに「亡き…

ラヴェルについての巻

お気づきのようにラヴェルに関する記述が非常に増えているのですが、これは「音楽図鑑Classic」に掲載するラヴェルのコンテンツを準備しているからにほかなりません。ショパンは準備期間を入れると10年近くかかってしまったので、今回は短期決戦に持ち込みた…

ショパン研究終了の巻

「音楽図鑑Classic」の方でショパン研究をやって、その後もいろいろ聴き比べをしてきたのですが、昨年あたりでショパンに関しては一通り区切りがついた感触を得ました。私のショパン学習の結論は「ショパンはものすごくわかりにくい作曲家ということがわかっ…

ウィーンフィルとムーティのチャイコフスキーの巻

NHKの「芸術劇場」で放映されたものを視聴しました。予想以上に丁寧で繊細なニュアンスに彩られた演奏でとても感心したのですが、とにかくロシアの音楽になっていなくて違和感が強かったです。これは以前、ゲルギエフ指揮のラフマニノフとチャイコフスキーを…

名曲探偵アマデウス:ラ・カンパネッラの巻

なにげに面白くて、毎回欠かさず見ています。あとゲスト出演者の人選が上手いですよね。天才外科医の風間トオル*1とか、あまりにハマっていて感心します。問題は主役で、こいつのどこが探偵なんじゃ?と皆さんツッコミを入れていると思いますが、ついつい一…

ヴィオロンチェロ・ダ・スッパラの巻

最近、古楽器愛好家の間で話題になってる「バイオリン式にクビの下に抱えて弾くチェロ」です。こんなサイズですが、かなり低音域まで出る模様。バッハの無伴奏チェロ組曲は、本来はこの楽器のために書かれているという説もありますね。 というわけで、スッパ…

演奏家の旬についての巻

アルゲリッチのDVDを見ていて思ったのですが、この人ってやっぱり80年代初頭あたりまでが旬だったのかなと。フレージングとか、タッチのニュアンスとか、ひとつひとつはわずかな差異なのですが。演奏全体から伝わってくる雰囲気とか才覚とか、色とか、…

ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートが素晴らしかったの巻

日系の現役団員さんがやっているブログで練習中の様子が公開されていたのですが、その時点で「これはひょっとして期待できるかも?」とか思っていたのです。それにしても素晴らしかったですね。プレートルというと「あのマリア・カラスの歌ったカルメンを指…

ありがとうスラヴァの巻

この日記でもたびたび登場していたチェリスト&指揮者のムスティスラフ・ロストロポーヴィチが亡くなりました。まだまだ活躍して欲しかったのでとても残念ですが、素晴らしい演奏をたくさん聞かせてくださったことに改めて感謝したいです。私が大好きな彼の…

ロストロポーヴィチが入院中の巻

http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007020701000105.html オロオロ。どうしたのかしら。大事じゃなければいいけれど。

ベルリンフィルのジルベスターコンサートの巻

(淀川長治風に)はい、みなさんこんばんは。日本では日付は変わってますが、ドイツでやっていたのは2006年ということで、ベルリンの年末を締めくくるジルベスターコンサートをお送りしますよ。モーツァルト・イヤーの最後ということで、日本を代表する…

2006年総括の巻

特に印象に残った演奏会 チェチーリア・バルトリ リサイタル(3月) 内田光子 リサイタル(9月) ニコラウス・アーノンクール指揮 コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン(11月) まるで「音楽の友」の年末特集のようですが、今年の総括ということでまず…

「KAWADE道の手帖 武満徹 没後10年、鳴り響く音楽(イメージ)」の巻

武満徹の没後10年ということで出た本です。この本にはなんとDavid Sylvianと武満の対談(!)が載ってるんですね。私は武満にはあまり興味がないのですが、思わず衝動買いしてしまいました。対談のしょっぱながすごい。武満さんいわく「先日、たまたまロン…