発表会に向けての巻(4)

ピアノレッスンの日。無理のないテンポで弾いて所要時間を計測したところ6分20秒。先生も「全体的な流れも良くなってるしいいんじゃないの?」とご満悦の様子です。しかしここまで弾けるようになってくると私も先生も欲が出てくるわけで。第一主題のデュナーミクをもっと緻密に表現しようとか(特に左手)、展開部のデュナーミクは左右の手をもっと意識して合わせようとか(特に左手の最低音部)、要するに左手関連の詰めがもう一歩というかんじ。
左手の大きなアルペジョで5−4間の拡張が必要な箇所になるとバスが弱くなって低音部の流れがきれいに出ていないことは自分でも感じていて、いろいろ策を講じているのですが先生が言うには「そういうのはテンポ落として溜めて弾いても平気よ。インテンポで持っていくとチャッチャと事務的な流れになっちゃうから、溜めるくらいでちょうど良いのね。溜めるところと走るところを最初から考慮して弾けばバランス取れるから。溜めた後に走り出す方が、単に速く弾くよりずっと効果的でしょ。」うぬぬぬぬ。
あと発表会で使うC3Lはハンマーが柔らかめで鳴りが悪い(キンキンしない)ので、弱音のコントロールは神経質にならなくても大丈夫とのこと。そのかわりしっかり打鍵しないと響かないので、バスの流れはいま以上に意識しないとだめぽです。