モーツァルト「魔笛」の巻

来週オペラ「魔笛」を見に行くので予習としてCDを聴いています。アーノンクール指揮チューリッヒ歌劇場フィルです。ほとんど同じ顔ぶれの「ドン・ジョヴァンニ」ではガット弦を使ってピリオドっぽいアプローチを取ったアーノンクールですが、こちらはそれほど古楽してません。もう何度か聴いたのですが、とにかくモーツァルトの作曲技術の高さとか上手さに感心してしまいます。ドン・ジョヴァンニはほぼ一貫してメロディ勝負で、アリアとレチタティーヴォの繰り返しで進行して、歌手:オケの重要度が3:1くらいなのですが、魔笛だと2:1くらいになっています。レクイエムと同時期の作曲ということが影響しているかどうかはわかりませんが、対位法的な書法も非常に多いですし、聴けば聴くほど面白いオペラだと思います。