銀河ヒッチハイク・ガイドの巻

古典SF小説の映画化です。しかし23区内では六本木ヒルズ内の1館でしか上映されないという圧倒的な不人気ぶりw台風がやってくる中を出かけて見に行きました。起承転結の「起」が説明不足の上にテンポが早いので、予備知識のない人にはなかなかつらい映画かもしれません。ただ古きよきSFにありがちな壮大な舞台設定とチープな人物設定の対比が絶妙ですし、随所にナレーションによる小ネタ(ブラックジョーク的ウンチク)を挟みながら展開する中盤以降はかなり楽しめました。CGは特に凝っていないのですが、空間の広がりを感じさせる画が多くて気持ちよかったです。予告編を見た段階ではB級スメルが満載だったのでDVDで見ればいいかなと思っていたのですが、大画面で味わって正解でした。