革命のエチュードも大変の巻

何が大変って、ペダルです。いつも電子ピアノで練習しているのですが、電子ピアノはペダルによる共鳴効果が抑えられていることもあり、生のグランドピアノで弾くと必要以上に低域がゴーゴー鳴ってしまいます。こればかりはどうにもならないですね。
先生が言うには、この曲の左手で/ ̄\こんな感じのフレーズのときは、最初にペダルを踏み込んでいって頂点に達したらあとは完全に離してから降りてきても良いとのこと。「いまはテンポがゆっくりだからペダルを踏まないと物足りないと思うけど、あなたのことだからそのうち結構なテンポで弾けるようになるでしょ?そうなると、ウワンウワン響いて何を弾いてるかわかんなくなるよ。右手がガーンと弾けるとその響きの中で左手が生きてくるから、何にもペダル踏まなくても結構いけるのよ。もし踏むならスケールや半音ジグザグ進行のところは小刻みに踏んでね。まあペダルの練習だと思えばいいのよ」とのこと。
あらためて楽譜を見ると、この曲には一切ペダル指示が書いてありませんw。ショパン先生、勘弁してくださいよ〜。エチュードOp.10のペダル指示、ちょっと手を抜きすぎじゃありませんか?ショパン先生の時代のピアノなら、左手のフレーズについているスラーの通りにペダルを踏めば問題なかったと思いますが、20世紀以降のピアノだと響きすぎてしまいます。
※写真は左手の3−1の指でオクターブを弾いているところ。ショパンの曲は黒鍵のオクターブを3−1で弾く技術がどうしても必要です。