Very best of JAPANはイマイチの巻

プロモ集+「Oil On Canvas」という美味しいDVDです。しかも安い。ということで喜んで購入したのですが、画質悪すぎです。ザラザラの質感のノイズ乗りまくりだし、フィルムのキズと思われるものも多数。LDはそこそこ画質が良かっただけに、今回のおざなりなDVD化は腹立たしいものがあります。とはいえ、ミックの超絶カニ走行プレイが見れるのは現状ではこのDVDだけなので、ファンは必携でしょう。
あとずっと見ていて(聞いていて)感じたのですが、スティーブのドラムが結構モタってますね。DURAN DURANのドラムもモタモタでしたが(ドラマーが叩いた生音をトリガーにしてLINNを鳴らしていたので必然的に遅れたという話もある)、スティーブの場合は腕を振る速度そのものが遅いのですよ。近年はわりとオンビートでビシバシ叩いてるようなので、ジャパン解散後に鍛えたんでしょうね〜。
JAPAN解散後にYMOも散開するのですが、その散開ライヴのゲストドラマーの候補にスティーブとデヴィッド・パーマーが上がっていて、幸宏氏の意向によりデヴィッド・パーマーになった、という逸話があります。結果はご存知のように、超ジャストなドラミングが展開されました。YMOの散開ライブはシモンズを使ったので、スティーブを引っ張り出さなかったのは正解です。スティーブがJAPANでシモンズを叩いたライヴ録音があるのですが(Night Porterの12インチ盤収録のThe art of parties)、シモンズ特有の発音遅れもあって酷いもんです。