LSO Live ハイティンク指揮ベートーヴェン合唱の巻

こちらもベーレンライター版ですが演奏時間は68分で、テンポ設定などはごくごくノーマル。運命ほどのアグレッシブさはありません(おそらくロマン派寄りの時代性や曲調を反映したのだと思います)。非常によく整理されたサウンドになっていて、充実しているんだけれど明快でわかりやすいサウンドが特徴だと思います。あと終楽章の追い込みは凄いです。
ハイティンクさんは長いこと契約していたレコード会社から切られたりして不遇な指揮者というイメージがありましたが、元気にご活躍していることがわかりよかったです。この人が指揮してペライアがピアノを弾いたベートーヴェンのピアノ協奏曲集(オケはコンセルトヘボウ)なども、とてもよいと思います。