DVDドライブ購入の巻

自宅PCのバックアップを全然やっていなくて不安になってきたので、何か外部記録メディアを購入しようと思っておりました。DVD-RAMが使いたかったのと、音質よくCD-Rを焼くためにパナソニックの据え置き型ドライブを購入しました。*1DVD-RAMの特徴は以下のとおりです。

  • ファイナライズなど光学ディスク特有のセッションクローズ処理が不要のため、フロッピーやMOと同じ感覚で使える。(とっても重要)
  • 保存性能、書き換え可能回数などが優れている。公式には1000回書き換えOKだそうなので、MOと比べると少し性能が落ちる感じ。
  • データの読み書き速度はそれほど速くない。特に書き込みはベリファイ(検証処理)が入るために遅くなる。
  • メディアの価格はちょっと高価。もっとも4GB強で事実上書き換え放題なので、バックアップ用としてはこれで十分かと。
いろいろ検証してみる
  • CD-Rは付属のB'sなんちゃらというソフトで、とりあえず8倍速で焼いてみました。実際には5〜8倍で、平均6.7倍といったところ。もちろんなんの問題もありません。使用したメディアはいつもどおり太陽誘電のCDR-A74CP10です。
  • DVD-RはDVD Decrypterで焼いてみました。これも8倍速ですが、実際は4〜8倍で平均6倍です。しかしDVD Shrinkなどを利用して2層ものを60%程度圧縮して1層に焼くとかなり画質が劣化してしまいました。圧縮が必要なDVDソフトをダビングするときは、フリフリ再生機からDVDレコーダー(DIGA)にコピーした方が劣化が少ないです。*2
  • DVD ShrinkはLPCM音声を圧縮できません。2時間のプログラムの場合、ステレオ2chのLPCM音声は1GBを超えます。DIGAの場合は画像だけでなく音声も再エンコードして圧縮するため、映像用のデータ領域をより多く確保でき、画質向上に寄与していると思われます。
  • というわけで、圧縮しないで焼ける2層記録DVD=DVD+R DL(DL=Double/Dual Layer)を使ったところ、画質劣化なくコピーすることができました。DVD+R DLメディアは三菱化学製しか選択の余地がなく、1枚500円強とかなり高価なのがネックです。
  • DVDに関しては、ぶっちゃけBlu-ray関係製品が揃ってくるまでのつなぎのつもりです。ブルーレイはドライブとメディアは存在するものの、ハイビジョン画像をPCで扱えるソフト環境が全然整ってません。再来年あたりになれば環境も整って、ハードやメディア価格も下がりそうな予感なので、それまで使えればいいかなってことで。

*1:CD-Rは据え置き型で焼いた方が音質が良いとされています。気分の問題ですが。

*2:「フリフリって何?」とか聞かないこと。ガイナックスのOVAじゃありません。←それはフリクリ