DVD+R DL(2層記録DVDディスク)を使って、長時間プログラムを1枚のDVDに焼くことをいろいろ試しているのですが、その中で「1層目と2層目の切り替え位置において、映像&音声が一瞬停止する」という事象をどうにも回避できないことがわかりました。*1それならば、なんとかして Layer Break Point(層の切り替え位置)を制御できないかといろいろ調べてみたのですが、どうやらとても難しそうな感じです。しかし、DVDの吸い上げ&書き込みソフトさえ選べはBreak Pointは一切気にしなくてもOKっぽいことがわかったのでちょっと報告します。
結論:IMGBurnを使えばおk
DVD Decrypterの後継ソフトIMGBurnを使ってリッピング&ライティングを行うと、オリジナルのDVDに使われていたBreak Pointがそのまま引き継がれます。DVDソフトのBreak Pointはチャプターと連動する場合がほとんどで、次のような場面に付くのが普通です
- TV番組をDVD化したようなソフトの場合は、複数話から成り立つのでその合間に入れればOK。これなら再生が止まっても全く問題ありません。当たり前です。
- 長時間連続している映像の場合は、画面が暗転している無音状態のシーンを狙い打ちにする。これも、再生が止まっても実用上問題ありません。「画も音もフェードアウト→次の曲へ」のような切れ目をBreak Pointにします。音楽のライブものはこれが基本で、オペラなんかだと幕間のフェードアウトを利用するのがほとんどです。
- 暗転画面や曲間にBreak Pointを挿入できない場合は、無音状態で極力動きの少ないのシーンを狙う。クラシックの長い曲場合にこういう事態になることが多く、通常は楽章間にBreak Pointを入れます。
- 映画はどういうところに入ってるのか知りません(汗)。たぶん暗転を利用していると思いますが…。
で、だ。IMGBurnを使ってリッピングしたデータを調査すると、どの辺にBreak Pointが入っているのかわかっちゃいます。セクター位置&絶対時間で表示してくれるのです。「この時間に入ってるってことは、あのシーンとあのシーンの間になるな。これなら再生が止まっても問題なし」とか判断できます*2。Break Pointの位置をあらかじめ知ることができるのは精神衛生的にすごくよいので、これからはいっそう気軽にDVD+R DLで焼き焼きしたいと思いました。