DVD+R DLのLayer Break Point(層切り替え位置)その後の巻

先日の話で「映画などシーンが連続するソースではどこにBreak Pointが入っているのかよくわからん」と書きましたので、今回ちょっと検証してみました。検証に使ったのは「ハウルの動く城」です。

検証結果

普通のカットとカットの間にBreak Pointが入っています。時間的に映画の中間地点、ソフィーがサリマンに呼び出されて王宮の長〜い階段を上りきった直後、宮殿に踏み入るカットの前に入っていました。オリジナルのDVDでは切替地点でもスムーズに流れますが、DVD+R DLに焼いたものでは画面・音声とも一瞬停止します。

どうしても止まっちゃう

私はPanasonic LF-M860JDというDVDライターを使っているのですが、同じPanasonic DIGAではLayer Break Pointにおいてどうしても一瞬停止してしまいます。Pioneerの再生機であればBreak Pointも停止しないという報告もありますが、それ以外のメーカーの機器では避けようがないようです。DLメディアは長時間の映像を1枚のDVDに焼きたいときにとても重宝するのですが、Break Pointで再生が中断するリスクを念頭に置いてオーサリングしましょうね、という結論になりました。 1層DVDに収まるようにDVD Shrinkなどで圧縮すればよいのですが高いビットレートを維持して高画質を実現するには2層DVDが必要なので、いたしかたありません。