ショスタコーヴィチ交響曲第8番の巻

風邪をひいてしまったので大事を取って会社を休みました。のどがガラガラでせっかくの美声が(以下略)。というわけでショスタコーヴィチ交響曲第8番の勉強のつづきです。先日、大阪にいく途中でかなり聞き込んでいて、だいたいの理解はできていました。要は ド・シ・ド 、または ド・レ・ド ってことで理解終了(ぉぃ)。*1基本となる動機さえつかんでしまえばあとは容易です。
勉強用のCDがロストロポーヴィチ指揮というのがあまり良くないセレクトだったようで、なにしろ異様にテンポが遅くて拍子がわかりにくい上にやたらと息の長いフレージングで、フレーズの起承転結がはっきりしないのです。*2DVD「Shostakovich ageinst Stalin」なんかも見たのですが、これに入ってる音楽はゲルギエフの指揮で非常にわかりやすい。第三楽章のラッパや太鼓に合わせて大砲が「ドカン!」という映像が加わっていて、なんかもうステレオタイプの極みを見る思いですけど、わかりやすいものはわかりやすいです。結論として、この曲は間違いなく20世紀に作られた交響曲の最高峰の1つということで、自分の中でショスタコーヴィチの重要度はさらにアップしました。あとピアノ協奏曲が異様にカッコよくて弾いてみたいのですが、ものすごく難しそうなので尻込み中。*3

*1:冗談抜きで基本動機はこれだけ。しかもドレドはドシドの反進行形なので、動機はドシドだけといってもよいかも。

*2:ロストロのインタビューを読むと、どうやら「結」を曖昧にしたかったらしい。

*3:第1番の第三楽章なら弾けそう。すごくロマンティックで美しいです。