ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序の巻

終映と同時にすごい拍手がわきおこったんです(驚)。
見ておいて損はない映画だと思います。10年以上も前にやったものを今さらここまで丁寧に丁寧にリメイクするという行動自体が愚の骨頂としか言いようがなく、また、過去のコンテンツに頼るしかない業界の凋落をしみじみ実感しつつ、一方で、そんなことは十分承知でとにかく観客が喜ぶモノを作り上げようと奮闘したスタッフ諸氏の気概はトコトン伝わってきたので、脱力・怒り・賞賛が入り混じった複雑な気分になりました。あと個人的に身につまされる台詞が多くて辛かったです(汗)
あとはネタバレになるので文字色変えておきますね。読みたい方は反転してください。

  • 赤い海から始まって、すべてを知ってるっぽいカヲル君の意味深な台詞…ひょっとして「まごころを、君に」の続編かも。サードインパクトでシンジ君が創世したのは、すべてをやりなおすための世界だった、とか?
  • 上記に関連する台詞が非常に多いのですよ。「温泉ペンギンは【15年前】にはいっぱいいた」(前作の設定はセカンドインパクト後の新種だったはず)
  • 視点がほとんどシンジに固定されており焦点がブレないのでストーリーが理解しやすいです。
  • 伏線や背景説明を減らすことでいま展開しているストーリーに集中できるようにしています。ただ、あまりに背景説明がないので、年代や場所などは描写から推測するしかありません。
  • ミサトさんがかなり大人になっています。
  • リツコがいきなりテーマを語ってしまいます「ヤマアラシのジレンマというのはね…」。
  • ◆→★(笑)