感想
またあとで加筆しますが、とりあえず備忘録的に感想をメモメモ。
- 紗矢香たんが、ものすごく可愛い。指揮者&オケの男性連中がメロメロになるのもわかる(笑)。
- 第一楽章中盤までイマイチ音に伸びがなかったのですが、カデンツァ前あたりからぐっと楽器の響きが良くなり、ものすごい説得力に。細かなパッセージより、ゆったりしたフレーズの歌いまわし、音色の使い分けなどが魅力。それにしてもうまいし、「私はこう弾きたい」ということが押し付けがましくなく、しかし強固な意志を持って伝わってくる。
- この曲でもテミルカーノフの伴奏は丁寧すぎ。オケも非常に丁寧。アゴーギクでややソリストと合わない場面もあったりしたが、デュナーミクでは完璧に追従。弱音を駆使する庄司たんに対して万全のサポート。
- 交響曲は誰が聴いてもわかる「やりなれた感」。テミルカーノフもオケも楽曲の把握力がものすごい。全体の構成を意識したデュナーミクなど本当に緻密。
- 終楽章の泣けること。第二楽章までは淡々と聴いていたのですが、第三楽章で煽られて、フィナーレでは引きずり込まれてしまいました。うぬぅ…。
- これだけ濃厚な弦アンサンブルはなかなか聴けないです。私のイメージする「ロシアのチャイコフスキーの音色」は、マリインスキーじゃなくてこっち。