Manafon/David Sylvianの巻

シルヴィアンさんはこのアルバムをわれわれにどうやって聴けとおっしゃるのでしょうか?もともとお経ミュージックの人だから覚悟はしてたけど、60分間延々お経を聞かされるとは予想できず。まあ、でも、やりたいことはわかった。やっぱりこの人は本物の吟遊詩人ですね。きっと生まれる時代を間違ったんだよ。500年前に生まれてもこのアルバムみたいなことしてるはずだって断言していい(笑)。なのにサウンドの空気感はDead Bees on a Cakeの延長線上ということで、まごうことなき21世紀なのよね。じっくり聴こうとすると、異次元に引き込まれて生体エネルギーを吸い尽くされかねない怖さもあるので、小さめの音量でBGM的に流すことを推奨します。シルヴィアンのファンならマストです。