悲愴ソナタ仕上げ中の巻

全楽章通して弾くということをやっております。このレベルのソナタを全楽章ぶっ続けで弾いたことはなく、集中力の持続がとても大変です。でもいい練習になりますね。今の課題は以下の通り。

  • 第一楽章のテンポ設定が難しい。相変わらず決まらない。手の交差でミスタッチせず、ある程度の余裕をもって表現をつけられるテンポにすると、どうしても第一主題の推進力がスポイルされてしまう感じ。かといって、第一主題をガーーッと弾いてしまいそのまま交差パートに突入するとミスの嵐になるというジレンマが(汗)。
  • 第二楽章は、電子ピアノだと旋律が浮き立たないで苦労します。生ピアノだとタッチとペダルのコントロールで旋律だけを立たさせながら弾くのが割と容易なのですが。
  • 第三楽章は、まだ十分にマスターしていないので、やりたいことに脳がついていかない状態。この楽章は難易度が低いため指のテクニックにはかなり余裕があるので、脳の指示待ちという状況になりがち。パッとポジション移動するところがいくつかあるのですが、どこに移動するのか覚えてないし、把握しきってないので指示が遅れます。指には余裕があるだけに悔しい(笑)。演奏表現のポイントは、アーティキュレーション。いろいろなフレーズがあるので、それぞれの特徴をきちんと出す。あとデュナーミク。サラッと弾こうとしたら「もっと差を出してください。第一楽章、第二楽章であんだけ劇的なことやってるんだから、ここだけ軽く流すと印象悪いですよ?」と先生に言われてしまった(汗)。