内田光子&ハーゲン・クァルテット@サントリーホールの巻

1年ぶりのサントリーホールでございます。おニューのリーガル靴で行ったのですが、あちこち滑ってとても怖かったです。でもようやく元気になって、こうしてコンサートも聴けるようになりました。本当にありがたいことです。というわけで演奏会の曲目は以下のとおりです。

まず、ベートーヴェンの四重奏曲は、曲自体がとても難しくてとっつきにくく、正直辛かったです。連れも「いいんだか悪いんだかすらもわからない」とか言ってました。私は演奏が攻めすぎなのがイヤでした。好みの問題ですね。
赤ぶちのメガネをかけた内田さんが加わっての五重奏は、内田さん大爆発ですごかったです。左手の低音を雄大に響かせる解釈で、左足をガッと踏ん張って弾く場面がしばしば見られました(後ろ方向から聴いていたので脚の動きがよくわかった)。鍵盤の上から体重をかけて叩くだけではズシンとしたフォルテは出ないんです。あたりまえのことですが、プロでもわかってない人が多いと思います。
あとポイントとしては、内田さんとヴィオラの2人が女性で、そろって赤い衣装を着ていました。だからメガネも赤いもの選んだのだと思いますが、チャーミングでとても可愛らしかったです(笑)。
内田さんの11月4日のリサイタル(シューマンダヴィッド同盟+シューベルトソナタ20番)、先週チケット買ったのですが運良くデルタ席が取れたので、がんばって行ってきます。曲目については、シューベルトソナタは自分でも苦労して全楽章弾いた曲なのでいいですが、ダヴィッド同盟は改めて予習しなくちゃなりません。楽譜持ってるけど中身ちゃんと見たことがない(汗)。