スピーカー修理完了の巻

ようやくオーディオがフルシステムで揃いました。部屋が散らかりすぎなので写真は後日アップします。無造作にボクサーブリーフが脱ぎ捨てられてる部屋はさすがに公開できません(汗)。

  • GOLDMUND MIMESIS 27 Evolution (プリアンプ)
  • GOLDMUND MIMESIS SRM2 2台 (パワーアンプ)
  • STUDER D730mk2 (業務用CDプレーヤー)
  • B&W Matrix 805V (スピーカー)

5年前とはパワーアンプ以外変わっていません。出力も片チャンネルあたり200Wと変わっていません。今回は左右独立駆動なので、チャンネル分離が完璧です。そのため空間の表現が見事ですし、弱小音時の分解能が非常に向上したように聞こえます。GOLDMUNDの特徴だと思いますが、ハイパワー時の安定性は当然として、弱音の表現に優れている点が特筆されます。これはクラシックを聴くときにとても重要です。残響の消えぎわとか、ピアノがすーーーっと減衰するところとか、小さなオーディオシステムでは聞こえない音が自然に聞こえてきます。コンサートホールで聞くときはフォルティッシモよりピアニッシモのほうが集中力が上がりますが、この仕組みでも同じ現象に遭遇します。グッと引き込まれるのです。内田さんのシューベルトも、ホールで生演奏を聞いたときよりずっと細部までわかります。もちろん、生には生のよさがありますよ!
このシステムは定価ベースですごい価格になりますが、ポイントは15万円以下で買ったスピーカーです。最上位機種Matrix 801はクラシックの商業録音の標準モニターでして、その小型改良版が805Vです。スピーカーと同価格くらいのアンプでも気持ちよい音で鳴るのですが、性能の限界まで低域を伸ばそうとすると、このラインナップになってしまいます。SACDなどで超高域を出そうとするメーカーが多いですが、そっちのほうが手っ取り早く売り文句になるからです。低域を自然に伸ばすのはとても大変で、現に安価なホームシアターなどでは低域がゴーゴー鳴りっぱなしです。
ヤマハNS-10Mという伝説のスピーカーがありますが、こいつも高能率なアンプを突っ込むと引き締まったすごい音が出ることで有名でした。ウーファーがボコボコ動くあの映像になるわけ。その話を知っていたので、スピーカーの10倍以上のお金をアンプに投資しようと思ったのです。目論見は大成功でございます。オーディオというか、音楽全般に関しては連れが公認してるので、気にすることなくお金を使えて幸せです。もっとも、今回の投資額はアンプ修理代+スピーカー修理代+アンプ入換代で10万ちょっとでした。
クラシックが気分よく聴けることは想定済みだったのですが、レイ・ハラカミとか電気系の音が予想以上にカッコイイです。分離がいいから音がきっちり左右に飛びまくるし、低域がきりっと締まって気持ちいい。しかしいまyanokami聞いてたら、低いBの音で部屋が共振してえらいことになりました。大して音量出してないのに(汗)。いままでそんな低い音は出てなかったから気付かなかったわ〜。