ローランドSonic Cell(ソニックセル)買いましたの巻

最近のDTM系書き込みを読んでいた方はなんとなく「コイツまた何か企んでやがるな」と思われたことでしょう。実はハード音源を探していたのです。やはり私はSC−88世代で、どうしてもハード音源がないと生きていけません。今回やりたかったのはクラシック音楽なので、その方面に向いたものをいろいろ探して、ソニックセル+拡張カードに行き着きました。ソニックセル自体はわりとどうでもよく、オーケストラ楽器が満載された汎用拡張カードが重要です。すごく評判いいのです。これが使えて、安価で、あまり古くないハード音源、という観点でソニックセルになりました。古い音源は安い中古品がいっぱいありますが、USBが使えないとか(MIDIは送受信が遅いのです)、エフェクトが1系統しかないとか、ふた昔前くらいの仕様なので、これでは厳しいと思ってました。ソニックセルはUSBでPCに接続して付属ソフトで音色エディットできますし、エフェクトも3系統あります。88ではエフェクトが1系統しかなくて妥協することがあったので、これはありがたいです。
まず最初は88用に作っていた生演奏系の演奏データをソニックセル用に移植することをやりたいと思います。88だと情けなかった弦楽器のソロ音をほぼ完璧な状態で鳴らせますので、説得力ある演奏になりそうです。ずっと黙殺してきた坂本龍一のトリオ演奏とかも、ようやくとりかかることができます。ショパンラフマニノフチェロソナタもやりたいのですが、どちらもピアノパートが激ムズですね(汗)。そういう大曲はおいおい手がけるとして、いまは過去データを移植しながら音源に慣れていきたいと思います。
わたしは88で作っていた当時は絶対に妥協したくなかったし、公開した作品はどれも完璧だと思っています。しかしハード的な制約でできないことはどうしようもなく、その結果仕上がりに不満が残ったデータもありました。これをサルベージしようと思います。
4年くらい前の日記に「ファントム系の音源は好かん」とか書いてありますが、結局ファントム系になってしまいましたね(汗)。私には非常によくある話なので、笑ってやってください。