宇宙戦艦ヤマト2199第二章の巻

新宿ピカデリーで見ました。全国で10館しか上映してないので、見ていない人のために肝心なところはネタバレなしで感想いきます。

  • 旧作は放映期間が短縮されたため、後半の展開が駆け足になって、肝心なところで「突然なにを言い出すんだこいつらは?」というセリフがあって、非常に違和感を覚えました。今回も大筋では同じようなストーリー展開だと思いますが、大詰めまで進行した時にそういうことにならないように、しっかりと伏線を引いてます。旧作を見た人はかなり感動するはずだし、未見の人でも「そうだよな、そのとおりだよな・・・」と実感すると思うので、おたのしみに。この件は2199の根幹にかかわると思うので、ブルーレイが発売されたら詳しく書きます。
  • ヤマトをオマージュしたアニメ、つまり「トップをねらえ!」とかを逆に模倣したシーンが出てきます。トップの模倣は気付いただけでも3か所。もっとあるかも。これは違和感ゼロの上に演出効果抜群です。旧作もトップも見てない人でも、心に刺さるシーンだと思います。トップのパクリでホロリとさせられるとは思いませんでした。
  • 歴代ヤマト映画を模倣したシーンもあります。「おいおいここでその絵と音かよwww」という感じで、明らかにファンサービス。原画は描き起こしたっぽいですが、効果音は明らかに使いまわしてます(笑)。
  • 画面に出てこない個人名が登場しまくって、明らかに「伏線ですよ!」という感じがして、非常にあざといです(笑)。
  • ガミラス側のキャラがいろいろ立ちまくりすぎて笑えます。あとこれはバラしていいと思うのでバラしますが、デスラーさんの例のグラスは健在です。ちなみに山ちゃんのデスラーは当たりだと思うので、心配してる人は安心してください。
  • SF設定や科学考証がすごい。めちゃくちゃだった旧作の反省か、天文ヲタ歓喜な用語が連発されます。真田さんがなにいってるのかわからない人はご愁傷様でした(ドヤ顔)。でもこれ冗談抜きで「ヤマト2199科学講座」が必要なほどの、専門用語の嵐だと思います。あとなんにも言及されないけど、土星のオーロラにすごく感動してしまいました。80年代に放映された「ヤマトよ永遠に」でも、当時存在が判明したばかりの木星の環が描かれていたんですよ。スタッフわかってるなあ。ちなみにオーロラは磁力と大気がないと見えないです。ここ重要です。
  • 「真田副長に進言します!つまりそれは20世紀のアニメに出てきたイデオンガンと同じ理論ということでありますか?!」←俺だったら絶対に言ったセリフ。
  • シュルツさんェ・・・私をふくめ旧作ファン=シュルツさんと同世代の人が、シュルツさんに感情移入しまくりな模様。
  • ねこだいすき。

大画面&大音響で見ると迫力が全然違うので、できるかぎり映画館に足を運ぶことをおすすめします。1・2話のダイジェストも上映されましたが、家のテレビで見るのとは別物でした。
あと、各話ごとに作画監督が違っているので、毎回キャラの顔が微妙に違います。あえて統一しなかったと思います。