ようやくEVANGELION DEATH AND REBIRTHを見たの巻

略してデスリバ。日本語で書くと「シト新生」。このタイトルに当時はそれこそ社会全体が痺れまくったものでした(笑)。
ご存じない方のために書くと、旧エヴァの劇場版第一弾です。DEATH編がTV版のリミックス、REBIRTH編が25話以降のリメイクになっています。旧エヴァは本来デスリバで終了して、その後に完全新作の続編が予定されていました。しかしデスリバの完成が間に合わず、25話の途中でぶった切れた形で公開され、その数か月後に公開されたのが第二弾=25/26話の「AIRまごころを、君に」です。「完全新作の続編はどうなったの?」と思った方スルドイです。それはなかったことにされ、旧世紀版は気持ち悪いまま完結しました。大人って汚いですね(ふめい)。あれだけの期間があって、AIR前半までしか完成できないというのもかなりイミフではありますが、要はアンノさんの作業が停滞したのが原因というのは「まごころ」を見れば明らか。それはさておき、デスリバは予告編に出ていたシーンにも到達しない、というひどい仕打ちをもたらした作品でした。

ここからが本論ですが、なんでいまごろデスリバを見てるかというと、見れなかったからなんです。現在入手可能な旧エヴァDVD劇場版は「DEATH(TRUE)2/AIRまごころを、君に」の3編が2枚組にパッケージされた商品です。レンタルもこれしか置いてないところが多いです。
デスリバは、この完成版25/26話とは微妙に違っています*1。もっとも大きな違いは、ぶったぎりになる瞬間です。「エヴァシリーズ!完成していたの?」⇒わたーしーにかえーりーなさーい〜〜〜(魂のルフラン)⇒クレジットタイトルへ、という流れなんですが、自分はこれを逸話として知っているだけで、見たことがなかったんです。先日、夏休みで実家に帰省して、ヒマだったのでツタヤを覗いたらデスリバが置いてあり、ようやくデスリバを見ることができたというご報告でした。
それにしても、とことん気持ち悪い作品だと思いました。どうみても作り手のマスターベーションです。本当にありがとうございました。みんなよくこんなひどいアニメに熱中していたなあ。いや自分もそうですけど(笑)。

REBIRTH編とAIRの差異については、いろんなサイトに書かれているので省略しますが、ひとつ紹介すると、最も重要な違いとして、エヴァシリーズに挿入されるエントリープラグにKAWORUの文字が書かれていないということになると思います。きちんとエヴァを見てきた人なら、このエントリープラグの中身くらいは想像できると思うんですけど、やはりわかりにくいと判断したんでしょうね〜。

*1:エヴァはこういうバージョン違いがやたらと多い