スタインウエイで練習中ですの巻

スタインウエイと言っても本物ではなくてシンセサイザーsoniccell)の音源です。これ⇒
このSRX-11というROMのピアノ波形はスタインウエイで、強弱4段階になってます。ふつうの電子ピアノが3段階なので、4段階めが気になるところですが、SRX-11の4段階目の音色は「叩きすぎてヒステリックに鳴ったスタインウエイ」ですwなので、すごく演奏が難しく、つまり緻密なタッチ制御が必要なパッチがいろいろあります。
自分が気に入っているのはパッチNo.5のSuperior Grdで、これをヤマハのデジピで何も細工しないで弾くと、いきなりリヒテルになれます。つまり、非常にやわらかく、繊細なピアニッシモで演奏できます。この音色がとても美しい。レガートでモーツァルトを弾くとたまりません。ただし、躍動的な演奏には向かない。
ということで、デジピに細工をして、ベロシティカーブを二次関数的に持ち上げます(そういう機能がある)。すると、スタインウエイらしい、きらびやかな音色が出るようになります。タッチの使い方次第で、やわらかい音から華やかな音まで出せるので、すごくよい勉強になります。ここまでは理想のデジピなのですが、実はやっかいな問題があります。

SRX-11の問題、というかおそらくこれはsoniccellの問題だと思いますが、出音がドンシャリすぎです。つまり低域と高域がやたらとうるさい。特に低域を持ち上げすぎだと思います。なので、左手の演奏に気を付けないと、とんでもないことになってしまいます。まあ、このあたりの処理は腕の見せ所かな、とも思っておりますが。

クラシックのピアノソロ録音に耐えるレベルの音色だと思うので、これを使っていろいろ弾いて公開したいと思ってます。やっぱり最初はサンサーンスの白鳥かな〜。当然、リヒテル音色で。この曲は本来はピアノ2台+チェロの編成だと、楽譜を見て初めて知ってものすごく驚いたのです(汗)。もちろん1stピアノしか練習してませんけど。