宇宙戦艦ヤマト2199第四章は作画崩壊の嵐の巻

前夜祭で見てきました&ついでにブルーレイ買ってきましたが、見事にやりやがってくれました。自分的には作画崩壊しまくりの第4章という印象でした。
キャラデザの人が作画監督に入った回があるけれど、いてもたってもいられなくて直したのではないか、とすら思えました。
11話はまだしも、12話以降ほんとうに苦痛でした。長屋侑里子さんという人がメインの作監で、この人の名前をだいぶ昔(1980年代)から見ているわけですが、相変わらずこの人が描く絵が苦手でトホホですよもう。サンライズの佐々門信芳さんや坂本三郎さんと同じく、ガッカリ絵の作監として印象に残っている人です(すみませんファンの方)。ネガティブな印象に残るというのは、逆にそれだけ仕事をなさってるという証でもありますけど。
ただし、第四章は戦闘シーンが地味で、そのかわりシュールな演出*1が多いので、崩壊した作画が逆にマッチしていて、そこがよかったかもしれないです。というか、もしかして狙って変な絵にしたのか?と思えないこともない、不思議な後味がありました。
4月からのTV放映も決定しましたが、たとえば26話を2時間半に再編集するとしたら、第4章はバッサリとカットされることうけあいの、変なパートでした。でも嫌いじゃないですむしろ好きです(笑)。

それにしても、メルダたん(ガミラスの捕虜)は萌えますね。再登場を激しく希望したいですね。そして入浴シーンはあざといですね。
それから、今回はクレジットに堂々と「ユリーシャ・イスカンダル」および、声をあてた人の名前が出ています。映画館でご確認を!!

あとはもう、伏線ばらまきすぎ。さらには、エヴァかよ!*2と突っ込みたい人が大勢いることでしょう。
なお第5章はテンション上げ上げになるっぽいですが、4月までおあずけ。うぬぅ。
そして、いよいよヤマトークナイトに庵野秀明登場。ヱヴァQ関係、というか自分の作品では一切マスコミに出ないのに、他の人の作品になると嬉々として出てくるアンノさん。・・・「すべてはシナリオ通り」ですかね。

エヴァオマージュとユリーシャに関しては、以下に白文字で書きます。
古代や森雪の見ていた幻影が、いままさにヤマト2199が上映されている、新宿ピカデリーの「ホール1」で上映している映画として描かれます。総監督の出渕さんが、松竹さんの協力で、映画館の中の様子を使うことができた、という話をしていました。
それから、ユリーシャ・イスカンダルの声は、桑島さんが担当しています。つまり、森雪です。本人なのか、姉妹なのか、クローンなのか、そのあたりは不明。

*1:20世紀なら「前衛的」と呼ばれたかもしれない演出。嫌いじゃないわ!

*2:まごころを、君に」の逆パターン的オマージュ。「おいおい!ここじゃねえかよ!!!」と全力で突っ込みました。