いま使っている16〜7年前の機種とは比較にならないほど良いデジタルピアノです。
コンサートグランドピアノSK-EXの後継「EX」のサンプルということで、明るくて抜けの良い音色が特徴です。いい意味でカワイらしくありません。自分は柔らかい音色が好きなので、プリセットの「メロウグランド」という音をメインに使うと思います。
鍵盤のタッチ感がよいことと（タッチの感触がSKに似ている）、特に鍵盤の奥の方を打鍵しても弾きやすいのが決定打でした。演奏表現が難しい、ベートーヴェンの月光ソナタの第一楽章を、思いどおりに弾けるピアノです。こんなにたやすく弾けてしまっては練習にならないのではないか、とも思いましたが、うまく弾けないピアノを使ってフラストレーションが溜まるよりはいいかと。
ヘッドフォンを持って行って、ヱヴァQの曲を弾いたらすごく気持ちよかったです（主に┌(┌ ＾o＾)┐なシーンで流れていた曲ｗ）。
このデジピは楽音だけでなく、ノイズを混ぜられるのがポイントで、例えばペダル操作でｼｬ-ﾝ（ダンパーが離れる音）などの小さなノイズも入りますし、そのノイズの混ざり具合も調節できます。ペダルを踏み込む速度でノイズの音量も変わるというこだわりよう。カワイの営業の方がいらしたので、とても良い製品になったことを伝えてきました。
しかし90kgもするそうですよ。なにが入ってるんだろう（汗）。２月に納品される予定です。
※CA95に関する過去の日記
2012-11-04 KAWAI CA95をじっくり弾いてみたの巻：一般的視点での感想です。
2012-11-23 KAWAI CA95を買うことにしましたの巻：カワイへのQ&Aの結果報告。MIDI機能を中心に、ハーフペダルの分解能など、詳細な仕様を突っ込んで問い合わせた結果です。オタク的に重箱の隅をつつかせてもらいました（笑）。
