さらば宇宙戦艦ヤマトBGM「永遠の生命」を採譜開始の巻

以前、日記に書いたことがある「教えてください、沖田さん」とつぶやいてから弾きはじめるべき曲です。

いますぐ弾いておきたいエヴァの曲の採譜がひとまず終わったので、いま弾かなくてどうするんだ、と思ってこの曲の採譜を開始しました。
ヴァイオリン+ピアノで始まって(上の楽譜)、ピアノソロになり(下の楽譜)、もう一度ヴァイオリンが出てきて終わるようにアレンジするつもりです。

ヘ短調のバリエーション(想人)でなく、なぜこの曲を弾くのかというと、以前にも書いたように、このバージョンでピアノを弾いてるのがハネケンだからです。
録音データがないので誰が弾いたのか本当のところは不明なんですが、今回採譜していて、もう絶対にハネケン以外にありえないと確信しました。この左手のアルペジョは、ハネケンしか弾かないパッセージですから。ヴァイオリンとのデュオの部分における、ピアノの弾き方がめちゃくちゃ上手いです。たぶん、おまかせで弾いていると思うんですが、合いの手の入れ方というか、対位法的に呼応するパッセージを、スッと入れてくるセンスに脱帽します。
上の楽譜の3小節目でヴァイオリンが「ミ〜ファラ〜」と弾いたすぐあとに、ピアノで「ミ〜ファレ〜」と呼応するパッセージが入るんですけど、このたった3つの音の弾き方がね、もう、すごく切ないピアニッシモで泣かせるんです。これを楽譜として書きあらわすのに、スラーと<の記号をつけるしかないという、このもどかしさ。
いままで採譜してきたエヴァの楽譜も、勝手にたくさん演奏指示を入れてますが、それが曲に対する思い入れと考えていただければ、と思います。単にドレミを鳴らすだけじゃ物足りないっすよ〜。

しかしこの曲は、あらためて泣けますね。半泣きになりながら採譜している怪しい人になってますw

この曲をやったからには「大いなる愛」をやる必要があるんですが、昨日、人生で初めてw最初から最後までピアノソロで止まらず弾くことができたので、そのアレンジで録音する予定です。中学生の頃から弾いてるんですが、オケをピアノソロにリダクションすることができなくて、いつも途中で止まってました。ショパン前奏曲集のおかげで、うまいことアレンジできそうです。ちゃっかりパッセージを拝借しました。
最近UPしているものを聴いてる人は、ベートーヴェンやらリストやら、クラシック曲からパッセージをパクってることは気付いてると思います。サティはバレる前に自分でバラしたけど、ソステヌートの使用がラヴェルトッカータの影響とは気付くまい(笑)。