GANTZ 第37巻(完結)の巻

よく最後まで付き合った!えらい!>自分ほか最後まで読んだ人

この日記にGANTZが登場するのは、たぶんこれで最後だと思います。というわけで感想。

    • 全20巻くらいにまとめてもらえれば、もう少しなんとかなったかな。
    • 2人目のクロノはいらない子だった。
    • わけのわからない黒玉に導かれて、わけのわからない星人と戦うのが良かったのに、そのすべてにご都合主義的な設定をくっつけてきたのが、超絶ドッチラケでござったの巻。
    • なにがしたかったのかわからなかったけど、終盤に至り、単にダイターン3したかったのね、ということはわかったの巻。
    • しかし作者がその件を最終巻のあとがきでゲロしていて、kこれまたドッチラケでござるの巻。
    • ダイターン3を知らない人は、この説明でも理解困難だろうし、逆にわかる人はすぐわかるので、どのみち解説不要ではないかと。
    • ダイターン3になるためには、ああいう変な設定(こじつけ)を持ち出すしかないのですが、てめえそれ本当に最初から考えていたのか?千手観音あたりまでは、みんながノリノリで星人(怪人)を倒すゴレンジャーみたいな気分の連載だったんじゃねえの?と少し問いただしたい気分です。
    • 富野御大は、本件をはじめ後進に対して多大な(悪)影響を及ぼしたことを、ご理解しているのだろうか。いや、しているんだろうけどさ。

マンガの話は以上です。

次、全然感想を書き足りなかった映画について。

劇場公開版はグダグダでしたが、山田孝之さんが主役になったTVバージョンは良かったと思います。山田かっけー。やさぐれ感とか、汗臭さが漂ってきそうな風貌が超萌える。しかしマンガ版には出てこないオリジナルキャラという(笑)。
そんなわけで、TV版を下げてるのは、主役を取られた××ヲタだと思うの(自主規制)。あと、Perfect Answerのラストはダイターンな原作よりずっと好きですが、GANTZが「ありがとうクロノくん」みたいなことを言ってきたのは、超絶かっこわるかった&きもちわるかったです。ただの球体が人格や感情を持っちゃいけないのです。クロノがGANTZに取り込まれるエピソードをうまく作ると、終盤が盛り上がったと思うので、かなり惜しい展開だったと思います。バトルじゃなくて、そういうところのドラマで盛り上げてほしいんですよね。

ということで、全体的にはブツクサ文句しか出てこない作品ということになってしまい、非常に残念でした。マンガは、なんといっても、クロノくんが性格豹変したのがいただけなかった。
奥先生においては、初心を思い起こしてほしいです(えらそう)。初期作品の「変−HEN−」は本当に傑作で、評価が高かったんだよなあ。これは映像化もされてますけど、ドキドキHなかんじでよかったですw
あと、漫画家志望だった後輩がこの作者と同名で、なんとなく画も似ていたのが面白かったです(好きだったみたい)。いまその後輩は坊主やってますw