イスカンダルの美しい大海を渡ろうとしたら大変なことになったの巻

練習曲みたい

「左手のためのノクターン」に、右手がオブリガードを乗せているイメージで作ってみました。
赤▼がメロディです。右手を単音にすると演奏が容易になりますが、できるだけ自分の限界に挑戦しようということで、あえてむずかしい編曲をしています。ツェルニー50番くらいの難易度ですね。UPするときは、より弾きやすいossiaをつけるかも。

ここのところ体調が思わしくなく、ピアノに向かえない日があったりするので、頭の中であれこれ考える時間が長いです。気分が良いときにピアノに向かって、実際に弾けたら採用、みたいなやり方で採用になりました。重音って、難しい割に地味なことが多いんですけど、この曲のような使い方はとても美しくて、しかもピアニスティックなので、気に入ってます。
今回、「美しい大海をわたる」(別名:イスカンダル)は、弾くつもりはありませんでした。旧作の曲は弾かない(2199新曲しかUPしない)というルールを自分の中に作っていたんですけど、デスラー襲撃もアレンジを開始してしまったので、これも弾いてみようと思います。

※絶賛されている「虚空の邂逅」バリエーションの「碧水晶」も採譜開始。


上の段は、彬良先生のいう泣かせる6の音(ラ♭)までじわじわ上がってから、ストンと落ちるメロディです。その前の「レードレードレード」と、なかなか上がってくれないのが、じらしのテクニックです。そのあとも素直にあがらなくて、ソファソラと折り返しを挟むのがポイントです。これが親子二代の宮川節。
この部分は、左手の伴奏部分でベースが順次進行で下がる(C-H-B-As)も重要です。上がるメロディと対になってるんですが、特にH(ド♭=シ)の音が、絶妙な効果を上げています。
また最後の小節が、めっちゃ泣けます。嘆きのメロディを優しくなぐさめるフレーズです。←キザな表現w

西崎Pじゃないけど、あまりにもいい曲すぎて、さっさと弾いてUPしてしまうのがもったいないです。