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音楽図鑑 - 近況報告

はてなダイアリーから移行しました。

ヤマハでヤマトークの巻

行ってきました池袋ヤマハ。店長さん司会の、手作りの無料イベントでしたwでも内容が超充実。楽しかったです。女性ファンが多かったですね。ヤマト2199では、先行上映会とかいろいろイヴェントに行きましたが、ヤマハという場所柄もあってか、今回がもっとも女性比率が高かったと思います。演奏は彬良先生+東京音大金管セット5名に、ときどきヤマハの店員さん(笑)が加わるという形です。音大生は女子1名男子4名でした。
以下、セットリストとトーク内容を覚えているだけ羅列しますが、記憶違い等ありましたらごめんなさいw

    • 前フリ
      • 彬良先生はヤマト2199でたくさん楽譜を書いたけど、パート譜まで持って帰ってきたそうです。「今度はちゃんと残しておきます!何十年か経ってまた使えるでしょ!」で一同爆笑。
      • 音楽は楽譜さえ残っていれば、いつまでも演奏ができる。ここ(ヤマハ)にもいっぱい楽譜が売ってるけれど、バッハもベートーヴェンも演奏できるのは楽譜のおかげ、という楽譜を大切にしましょう話。ネットでダウンロードできるけど、紙媒体で残そうね、うんうん、そうでないとウチも商売あがったりなので、とヤマハ店長さんw
    • 無限に広がる大宇宙
      • ヤマハスタッフの女性のスキャット入り
      • この曲を弾く時の彬良さんのボイシングが素晴らしい。ぜひ真似したいところ。
      • すぎやん(すぎやまこういち)がこの曲に降参した件は有名な逸話だと思いますが、泰先生だけでなく彬良先生にも同じことを言ってきているということなので、すぎやんが受けたショックの大きさがわかりますねw
      • いくらでも転調して続けられるということを彬良さんが説明すると、店長さんが「だから無限に広がる大宇宙なんですね!」とか言って、一同バカウケ。この転調に関しては、泰先生に神が宿った結果、という解釈を披露なさっていました。
      • ミシェル・ルグランの「シェルブールの雨傘」も同じタイプの転調無間地獄。あの人は延々転調しながら12回繰り返したみたいよ。←平均律クラヴィーア集かよ、と自分の中でツッコミ。
      • ルグランと言えば、ハネケンがルグラン大好きで、半泣きでピアノを弾きながら共演した映像があります。

        http://www.youtube.com/watch?v=yxpxl_-3vFc
    • 地球を飛び立つヤマト
      • 彬良先生のピアノでの演奏なんだけど、やっぱりピアノソロで弾いても十分にサマになる曲なので、自分も弾こうかなと思いました。2199の最終話は短縮バージョンなので、できればフルで弾きたいです。
      • コード進行がロックだという話。つまり、トライアドで平行移動するのは、ギターの演奏テクニックなのよね、ということ。平行移動しないとこんな風になっちゃう、とモーツァルト風に即興演奏して笑いをさらったり、ELPの恐怖の頭脳改革「悪の経典No.9」(実演あり)の件などマニアックなネタも登場ww
    • 美しい大海をわたる
      • ヤマハスタッフの女性のフルート入り。上手い。オーバーザレインボーなどのお約束のネタばらしもあったんですが、要するに跳躍するメロディは、未知の世界や遠くの希望へと誘う旋律である、という話。現実世界はこんな感じで誰でも限界があるだけど、音楽だったらどこまでも飛んで行ける、それが芸術なんですよ、と偉そうなことを(本人談)おっしゃってました。うむ。確かにその通りです。
      • この曲の旋律に関して、1フレーズ終わる最後の音が、次のフレーズの最初の音になっていて、先へ先へと途切れずに続く構造になっている。これにより、息の長い旋律線が形成されるという解説。今回の彬良先生のトークは、なにげに専門的なことが多かったです。
    • 虚空の邂逅
      • 彬良先生のピアノソロ。虚空の邂逅と紹介されましたが、演奏されたのは「碧水晶」でした。ともかく、これが生で聴けました。感涙です。演奏前にこの曲ができた逸話の紹介があり、第七章の曲にはとても苦労して、もうこの曲しか書けなかった、なにをしていてもこの曲が出てきてしまった、とのこと。とても古臭いタイプの曲だけど、と言いながら、自信を持っているようでした。映画館で映画が上映される前に予告編があるけど、みんな同じ曲に思えるし、最近の映画音楽はあまり印象に残らない(でも「虚空の邂逅」は違うよね、という含み)。あとはやはり、お父さんが降りてきて、ずっと後ろにいて「これを書け〜書け〜」と言って、自分に書かせたみたい、とのこと。まあそうだろうとは思っていたけれど、ご本人がそうおっしゃると説得力が違います。
      • 第七章は、旧作と違う展開が多かったため、彬良さん的にも面食らった模様w10曲くらいオーダーがあって、思うようにできなかったなかで「虚空の邂逅」のイメージが強くなってしまったため、お花畑もこれでいこう、あのシーンとそのシーンもこれでいこう、と考えたようです。← ストーリー内容を聞いてから、音楽制作に入っています。
    • 銀河航路
      • 歌詞が先に送られてきて、作曲したとのこと。地下鉄に乗っているときに作ったそうです。基本的に、乗り物に乗ってる時に作曲することが多いらしい。思わず「ええー?」とか言ってしまったら、彬良さんがこっちをみてニヤリと笑って「なにか音がしているところで作るのがいいみたいよ」とおっしゃっておられました。
      • 出渕監督の要望は「海ゆかば」ということだったそうですが、彬良さんがイメージしたのは「士官学校の校歌」。校歌なら古臭い感じでもいいよね?ということで一同納得。また、曲を作ったあと、しばらく音沙汰がないので心配になったそうです。そうこうしているうちに、音楽に合わせて口パクを描いているという話が伝わってきて、彬良さん大歓喜
    • 永遠に讃えよ我が光(ガミラス国歌)
      • こちらは曲が先。ガミラス国歌ということで、あまり乗り気ではなかったんだけど、そういうときは一歩引いて、自分で唄えないようなキーで作ったりすると客観的に作曲できる、ということをお話しなさっていました。
      • ここで店長さんが、ガミラス国歌のバリエーションが多く作られた件に関して尋ねると、彬良さんから「どんなバリエーションにしても、あの曲だってわかるメロディでないといけないよね。そういうメロディには力がある」という、メロディの持つ力についてのお話がありました。
    • 艦隊集結
      • ベンハーの件。店長さんが「7つの音の最後の2つをひっくり返しただけなのに、全然違う曲に聞こえますよね」とかお世辞?を言ったんですが、彬良さんが「それはないでしょ〜」と返したので一同爆笑。1か月で70数曲も書かなくちゃいけなかったんだから、先人の仕事をちょっと拝借させてもらったんだよ絶対、とか言ってました。素直すぎるw
    • 新コスモタイガー
      • 例によってワンダバの件。以前よりもぶっちゃけていました。彬良さん的には、ワンダバダバダバが長すぎると思って、録音現場で「ワンダバ」と短く切ろうとしたら、ディレクターの榎本さんが怒鳴り込んできたとかwwそういうヤバげな話題でバカウケwww
      • これよりメ2号作戦を発動する!ハヤブサをおろせ!!」というヤマハ池袋店の店長さんの号令で演奏が始まったんですが、要するにこれが言いたかったようです。もはやただの1ファンw
      • 金管五重奏で演奏されたあとで、彬良さんが「僕も一緒にやっていい?」ということで、彬良さんのピアノも加わって「メ3号作戦」=同じ曲をもう1回演奏(笑)
      • アレンジがとっても技巧的でした。最後の部分のトランペット掛け合いで、左右に座ったトランペットの人が交互に吹くとか、フルサイズなので終盤の弦楽器の16分音符パッセージを吹かせるとか(鬼)。今回の金管アレンジも東京音大の学生さん(長身細身ビジュアル系イケメンすぎワロタ)がなさっていて、店長さんが楽譜を渡して「やれ」と命令したそうです。ひどいw
    • 大いなる愛
      • 店長さんお気に入りの曲というはなし。やっぱりただのファンw
    • 宇宙戦艦ヤマト
      • もちろん全員で歌います。歌詞カードとか無くても、みんな2番まで歌える程度のレベルの人たちの集まりですw彬良さんは、最初は指揮をしていたんですが、2コーラス目からピアノを弾きだしましたw
    • 最後は店員さんたちが2199式敬礼でお見送り。すばらしいっ!!

以上でした。
彬良先生がピアノを弾く場面が多かったです。トークは当然絶好調。というか、狭い空間&少人数のためか、濃い話が多かった。音大生向けの席も用意されていたので、専門的なお話が出たのかなと思います。ピアノはPAを通さない生音だったのですが、その音色の多彩さに驚きました。ヤマハのピアノでしたが「虚空の邂逅」は、あの「碧水晶」と同じ音がしていました。素晴らしかったです。自分としては、虚空の邂逅の作曲秘話と生演奏で、今回のイベントは神認定です。
ヤマハの店長さんがヤマト大好きすぎて笑えました。巻き込まれた店員さんたち&東京音大生(金管五重奏)の皆さんも、楽しめたようで?何よりですw音大生の皆さんは、彬良さんから直々に演奏指導が入ったそうです。羨ましすぎる!