音楽図鑑 - 近況報告

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FINAL FANTASY X HD Remaster オリジナル・サウンドトラックの巻

「ザナルカンドにて」を始め、大部分の曲が録りなおされている模様。音がすごくいいです。ファイナルファンタジー関係のCDをいくつか持っていますが、ようやく鑑賞に耐えうるものが出たと思います。
FFXの音楽はライトモチーフに近い手法が取られていて、前述の「ザナルカンドにて」と「祈りの歌」「素敵だね」の3曲が核となって構成されています。こういうことは、それまでのFFシリーズにはなかったことで、(批判もありましたが)一本道ストーリーと相まって、素晴らしい効果をあげていたと思います。
この3つのライトモチーフは、最後エンディング曲でメドレーとして一体になるんですけど、そこで流れる「ザナルカンドにて」バリエーションの涙腺破壊力がすさまじいですね。植松さんがこのアレンジを作った時には、すでに画面が出来上がっていたそうで、絶対に泣かせようと思って、画面にシンクロさせて盛り上げたという話があります。ですので、ラッパのファンファーレが入るところで泣いたら負けです。自分はその前の、キラキラしたハープのアルペジョが入るあたりで、すでに泣いてましたけど。あのキラキラが、まるでスピラの空気に溶けて消えていく魂を表現しているように聞こえるんですよねえ。植松さんがそれを意識して書いたかどうかは知りませんが。たぶん彼は、FFでおなじみのアルペジョを意識したと思うのです。というのは、このエンディング曲の「ザナルカンドにて」の最後に鳴るハープのアルペジョが、FFIのオープニングで流れたあのアルペジョと同じフレーズなんですよね。← こういうところを聞き取ってあげると、作曲家の人は喜ぶと思います(笑)。
あとこれも想像ですが、植松さんはFFXでFFシリーズの音楽から身を引くつもりだったんじゃないかな、と思います。エンディング曲は、そういう書き方をしてると思います。

それと今回初めて知ったんですけど、「素敵だね」の英語訳が "Isn't it wonderful ?" でした。そういう泣ける翻訳をしないでください ・゚・(つД`)・゚・ ウェーン