ヤマトよ永遠にBGM「信じあう二人」をUPしましたの巻

 
http://www.youtube.com/watch?v=gN0CJcWaDzE           http://www.nicovideo.jp/watch/sm22744705

お待たせしました。演奏しました。

原曲は、ハネケンが超絶忙しい時期で、全然時間がない中での録音だった模様です(そのあたりのことはライナーに書かれている)。なので、素人耳にも荒削りですし、アンサンブルも合ってない部分が多い演奏です。しかし、それが曲調とマッチしていて、情熱的な仕上がりになっているという見方もでき、自分もあえてピアノとヴァイオリンをずらして弾いた部分があります。ヴァイオリンとピアノがズレてるのは、意図的ですからね(大事なことなので繰り返す)。
楽曲的には、同じメロディを遅速遅速と4回繰り返すだけのシンプルな構成です。演奏上のポイントは、遅い部分で徐々にクレシェンドしながら、テンポを上げていく表現です。
速い部分が難しいことはわかりきっているので、聞き取れないフレーズに関しては、できるだけ弾きやすいように楽譜を書いています。左手は鬼で、高音域から一瞬で低音域に戻らなければならない箇所がいくつかあります。そういう音は右手で取れることが多く、実際、右パートに記譜した音は右手で弾いています。あと駆け上がりの速いアルペジョは、両手で分担して弾いています。ハネケンはどちらも強引に片手で弾いてると思いますが、音をはずしやすく危険です。
ほかに気を付けたのはペダルを上げるタイミングで、一瞬だけペダルを上げて空白を作る部分があちこちにあって、難しかったです。最初は何も考えないでペダルを踏んでいたんですが、フレーズのニュアンスが原曲と違うのでおかしいなと思ったら、上げなくちゃいけない部分で上げていませんでしたw

ヴァイオリンはINTEGRA-7の機能をいろいろ使ってるので、興味のある方はじっくり分析してください。もう少しビブラートを深くかけてもよかったかも。
ピアノに関しては、まさにこういう演奏表現をやりたくてINTEGRA-7を購入したので、思う存分演奏できるようになって嬉しいです。KAWAI CA95で弾いてるんですが、ベロシティカーブの変更の必要もなくてありがたいです。ヤマハのキーボードだったら、こうはいかないと思うのw