高田馬場管絃楽団第83回定期演奏会の巻

荘厳序曲はネタ曲カテゴリでいいと思いますが、演奏はチューブラーベルに尽きると思いました。2台使ったのでホール中をぐわんぐわん音が回りにまわって、摩訶不思議な音響空間になっていました。後ろとか、上とか、あらぬところから鐘の音が聞こえてくるwwあと大砲のかわりに大太鼓2発増設+金管のバンダ大増設の大盤振る舞いでしたw
ピアノ協奏曲は第一楽章の三連符2つ取りを律儀に弾いていたので好印象。日本人の、特に女性ピアニストはこの曲を粘っこく弾きがちで苦手なんですが、上野さんの演奏は品があってよかったです。特にダブルオクターブの決めパッセージで粘られると辟易するんですけど、アルゲリッチみたいにダダダダダーーーーッと弾いてくれました。爽快ですね。あと低音がよく響いていました。左利きかも。なおアンコールではハチャトゥリアントッカータを、ほとんどラヴェルのそれのように軽やかに弾いていたので(笑)、やっぱりフランスもののほうが得意なのかなと思いました。なので次回はぜひラヴェルのコンチェルトをお願いしたいところです。
交響曲1番は、これが演奏されるということ自体が僥倖だと思います。というのは、ロシアオケの来日公演でもチャイコフスキー交響曲は4〜6番しか演奏されなくて、1〜3番が不遇すぎるんです。