INTEGRA-7に「想人」のオーケストラを演奏させたらえらいことになったの巻

SUPER NATURALアコースティック音源のリアルな弦楽器の音を生かそうと思って、つい、やってしまったんですよ。4-3-2-2-1というストリングス演奏を。
つまり、ヴァイオリン4(1st)+3(2nd)、ヴィオラ2、チェロ2、コントラバス1です。40年前の冨田先生のように、上から1コずつソロ楽器を重ねていったんですが、チェロを入れるあたりからブチブチと音が途切れだしました。音源の処理能力が追いつかないwww*1
自分のやり方が悪いのかもしれませんが、途切れ防止のためパートごと多重録音するのも面倒ですし、なにより4-3-2-2-1では編成が小さく、スケール感に乏しい。原曲は8型(8-6-4-3-2程度)に聞こえるので、楽器を1本ずつ演奏するのをやめて、「StringsSesion1」という音色に変更してみました。合奏音なので、各パートを1音ずつしか弾きませんから、処理能力は余裕です。
全然これでオッケーでしたw
「StringsSession1」の音色は、これだけで本物の弦楽合奏と区別がつかないレベルですが、今回はソロ楽器の音を混ぜています。というのは、弦楽合奏の終わりの部分で、全パートがソロになってしまうんです*2。合奏からいきなりソロ楽器にスイッチすると不自然なので、それより前の部分から両者の音を混ぜることで、違和感の少ないアンサンブルに仕立てています。出来栄えは動画で確認していただきたいと思います。
いや〜でも音がぶつかりまくってるので、うまく鳴ってくれるか不安だったんですが、実際に鳴らしてみると、すごく切なく繊細な響きになります。宮川泰先生すごいなあ。彬良さんが泰先生の曲を耳コピしているときに、まるで父親から教えてもらっているように思えたという話をしていたけど、まさしくそれです。

*1:※注:INTEGRA-7の同時発音数は、処理の重さによって変動する模様。

*2:プロコフィエフ交響曲5番みたいですね