宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 サントラ(Blu-ray Audio)をPCに取り込むの巻

1.非合法手段
http://blog.livedoor.jp/kotositu/archives/38706798.html
手順が複雑怪奇ですね。
ちなみに、星巡る方舟サントラの音声データは、全部合わせて18GBくらいあります。5.1chと2chのデータが、1ファイルに圧縮されているもよう。

2.合法手段
2chアナログ音声出力を、PCのオーディオインにつないで、録音します。
sound engineとか、フリーの録音ソフトはいくらでもあります。レベル合わせに注意しましょう。
再生しながら放っておけばいいので、楽といえばラク。
デジタルのまま録音(コピー)できるかもしれませんが、私の経験上、いったんアナログをとおしたほうが音が良くなるような気がします

3.編集
非合法、合法にかかわらず、音声のみの抽出となり、インデックスがありません。抽出した波形を編集して、トラック別のデータとしてそろえる必要があります。音声データが全部つながっていると、この作業がしんどいので、1曲ずつ抜き出して録音した方がいいかもしれません。

ということで、96kHz/24bitでPCに録音しました。AD/DAコンバータとして使用しているsoniccellが、96kz/24bitに対応しているのです。96kHzで録音しておくと、ストリームデータに合わせて、再生フォーマットを勝手に判断してくれるらしい。ハイレゾ再生環境が欲しい人は、soniccellを買おう!ついでにMIDIハード音源も手に入る!soniccellハイレゾモードは、超高音質ですよ*1。DC動作のうえ、回路がシンプルで部品点数が少ないのが効いてるっぽい。冷却ファンもないしね(笑)。

<恒例の波形比較>
ブンチャカヤマト・星巡る方舟バージョン

ブンチャカヤマト・オリジナルバージョン(サントラpart.1に収録)

帝都防衛戦バージョン(サントラpart.3に収録)

星巡る方舟のサントラは、ほとんどリミッターを使っていない模様です。ハイレゾで良いのは、この部分だと思いました。
舞浜に行った人はわかると思いますが、サントラと舞浜の演奏が、同じ音でした。まさに、リアルハイレゾでしたw

今回、星巡る方舟サントラのハイレゾ化で最も恩恵を受けたのは、ほかでもない「Great Harmony」です。はっきりとわかる差があり、驚きました。全然違います。
配信データよりも、6dBほど低いレベルでマスタリングされており、強奏時にリミッターがかかりません。これにより、「信じてるわ。ひとつになるきっといつか」の部分の歌詞が、とても明瞭に聞こえます。あと2コーラス目に入るときの「銀河のなかの ちいさな人生」も同様です。配信データだと「ぎんが」という言葉が聞き取りにくい。これでもう、感動の度合いが違ってくるわけです。最新の音楽で、ノーマル配信とハイレゾを比較したことは今回が初めてですが、ここまで音が違ってしまうと、ポップス系のミュージシャンたちがハイレゾを使いたがる理由がわかります(まあiTunes配信の質にも問題があるけど)。ハイレゾが音源が良いのは、高域が伸びているからではなく、ダイナミック・レンジが広くて、音量の上限・下限ともに余裕ができるからですね。それを強く感じました。なおハイレゾ音源は、一般に音圧稼ぎのリミッター使用が控えめなので、通常の音源よりもボリュームを上げて聴くことをおすすめします。
あと明らかに違うと気付いたのが、1コーラス目の「失っても 傷ついても 生きている。ファミレシファ〜、き〜ん、チリリン」この部分です。き〜んの音程が、違って聞こえます。配信だとE♭/B♭がうんと高くなった音程に聞こえますが、ハイレゾのサントラだと、さらにその上のE♭の倍音が聞こえてきます。最初は、音色が違うと思ったのですが、微小音として倍音が綺麗に再生されたのだと思います。高域再生能力向上のおかげかもしれませんが。

*1:ただし44.1kHzモードはあまりよくない。