ヤマハ クラビノーバCLP-585がすごかったの巻

ちょっと時間ができたので、ヤマハクラビノーバ最新・最上位機種のCLP585をじっくり試弾してきました。

  • まとめ
    • ヤマハがようやく「音」に本気を出したフラッグシップモデル
    • カワイCA95を意識した鍵盤と音
    • CFXとベーゼンドルファーの2枚看板音色でCA95/97を追撃

<音>
本体スピーカーが、いままでのクラビノーバとは完全に異なり、出音が格段にリアルになりました。
また、共鳴シミュレーションの精度が上がっていて、ペダルを踏んだまま適当に弾いていると、いい感じに響きが濁ってきます。もう一息という感じもしますが、まあ及第点でしょう。
フォルティッシモでガーンと弾いたときの響きが最高に気持ちいいです。

<CA95を意識した鍵盤>
廉価機種のCLP-575と比較すると差が良くわかります。575は鍵盤の戻りがバネっぽいです(クラビノーバの特徴)。
鍵盤の奥を弾いたときの挙動は、カワイの最新機CA97のほうがよいと思いますが、いい勝負です。
連打性能はCLPの方が上で、CLPのほうが鍵盤が軽いです。生ピアノに近いタッチはCAで、弾きやすさではCLP。

<CFXとベーゼン>
CFXもいままでのヤマハCF3とは一線を画す音色ですが、なんといってもベーゼンが素晴らしい。表現力も豊かで、これはCA97を上回っていると思います。

以上です。
なお今回は、一緒にCA97も弾いてきたんですが、これはCA95の改良版で、連打性能が上がって多少弾きやすくなったこと以外は、ユーザー視点では大きな差はありません。