音楽図鑑 - 近況報告

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マクロス35周年 × 羽田健太郎 10th Memorial 「超時空管弦楽」 remember ヘルシー・ウィングス・オーケストラの巻

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タイトルが長いですが、要はマクロス第一作+愛・おぼえていますかのオーケストラコンサートです。二部構成で、第一部はTV版で第二部が愛おぼでした。

ハネケンのスコアが残っていなかった(チリ紙交換に出してしまったそうな)ので、宮川彬良先生よろしく耳コピ編曲だったようですが、精度的には自分と同じくらいで、聞き取れない部分はうまく補作していたと思います。

アンサンブルは荒っぽいところがありました。これはゴジエヴァ管弦楽でも感じたことですが、クラシックの常設オーケストラがポップス系の曲(オケにとっては新曲)を2時間分ガッツリ合わせるのは並大抵のことではないので、仕方ないと思います。ヤマト2199オーケストラコンサートは、彬良さんのわがまま(?)で、レコーディングメンバーを起用した公演だったため、アンサンブルの完成度が異常に高かったです。さすがに当時のヘルシーウイングスオーケストラは揃えられないだろうな、という感じです。あと直居隆雄さんは当時のギタリストで、音色を聞けば一発であの人ということがわかります。自分的には、マクロス以前の「ムーの白鯨」のサントラの最後に入っていた「要塞コンドル」でかっこいいギターを聞かせていた人という認識です。

プログラム内容については、第一部のラストが「愛は流れる」の「愛は流れる」バージョンというのは、わかってらっしゃる感じです。映像も「愛は流れる」から「愛は流れる」のパートが使われていて、しっかりシンクロしてマクロスアタックのタイミングもバッチリでした。

となれば、第二部のラストは「愛・おぼえていますか」からの「天使の絵の具」という流れだろうなと思って、そのとおりになったのは鳥肌モノでした。映像とのシンクロ怖すぎ。第二部はそもそも映画の進行どおりに劇伴を追っていく流れで、青春のテーマ(ミンメイ&輝)や、愛のテーマといったライトモティーフが次々変奏されることで、このモティーフの強さを再認識しました。

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終盤には当然この曲も演奏されて、このへんから泣き出す人が出てきたので、自分は絶対泣くもんか!とか思ってました(アマノジャク)

カメラが入って撮影されていたので、映像が商品化されるのではないかと思います。マクロスへのハネケン起用が、石黒昇さんの意見だったというのは初耳でした。ヤマトの音楽で知ったということをおっしゃっていましたが、録音スタジオで会ってたんでしょうかね。

いまハネケンのアニメ劇伴本を計画中です。超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますかに至る道という形で、いろいろ語りたいと思っています。どこから始めるかが問題なんですよね~。「宝島」から始めると長すぎて。