宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第三章 純愛篇の新BGMを演奏してUPしましたの巻

※盛大なネタバレ曲なのでご注意ください。 

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宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第三章の9話で流れた新BGMを、ピアノソロにアレンジして弾いてみました。Blu-rayのオーディオコメンタリーによると、この曲はズォーダー大帝の愛のテーマだそうです。とても切ないメロディが奏でられますが、最後は暗いガトランティスのフレーズで覆い隠されてしまいます。あの大帝にどんな過去があったのでしょうか。彼の胸中が語られる時を待ちたいと思います。

彬良さん風に楽曲解説をすると、音階で下がるモチーフが主体のメロディで、その部分に歌心がこもっていてると思います。また下がってから半音だけ上げて戻すのが非常に効果的です。下がりきれないもどかしさや、ためらい、心の迷いなど、さまざまな感情表現を聞き取ることができます。

オリジナルだとPiu mossoの部分からピアノが入りますけど、この感じがハネケンそのもので、それもまた驚きました。今回は完全にピアノソロ曲としてアレンジしたので、テンポや強弱をふくめ、演奏表現は原曲にこだわらず自分なりの解釈で弾いています。

ヤマト2199第三章を思い出すと、やはり9話で「機械仕掛けの虜囚」という印象的なエピソードがあって、ここで新しい劇伴が使われました。2202においても同じ9話で新曲が使われるのは不思議なめぐり合わせを感じますけど、要するに旧作にない新しいエピソードを入れるのには、ちょうどいい頃合いなのでしょう。ただ2202のこの新曲は、2199の第七章における新曲に匹敵する濃密さがあると思います。

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