JAPAN LIVE FROM THE BUDOKAN - TOKYO FM, 1982 の巻

 JAPAN の解散ツアー日本武道館での公演を収録したライブ版2枚組CDです。ラジオ放送用の音源ということで、今ごろ発売になりました。

From The Budokan Tokyo Fm 1982

From The Budokan Tokyo Fm 1982

  • アーティスト:Japan
  • 発売日: 2020/08/07
  • メディア: CD
 

 解散ツアーのライブ録音は、公式が出した Oil on Canvas というアルバムとライブビデオがありますが、内容的には6割くらい同じです。(つまり4割、半分近く違うってこと)

オイル・オン・キャンヴァス(紙ジャケット仕様)

オイル・オン・キャンヴァス(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:ジャパン
  • 発売日: 2008/07/02
  • メディア: CD
 

というわけで両者の差異を列挙します。

  • Oil on Canvas に入っていたインスト曲はなし。追加曲は Alien、Europiean Son(アレンジがぜんぜん違う)、さらにアンコールということで教授&アッコちゃんが参加して Bamboo Music と Islands in Africa、さらに幸宏が加わって Life in Tokyo、最後にGood Night(矢野さんとデヴィッドのデュエット)
  • 楽器のエフェクトやミックスのバランスが全然違っていて、とにかくミックのベースがクリアに聞こえる。ドラムがジャスト~少し溜めがあり、ベースは前ノリなので全体のサウンドをベースが引っ張っているように聞こえます。ミックファンは涙がちょちょ切れると思う。ドラムはOil on Canvasよりかなりタイトなサウンドになっています。シンセは控えめ。Oil on Canvas はオーバーダビングがあるようなので、ライブで聞けた演奏はこちらのCDということになると思います。
  • Oil on Canvasでオミットされていた土屋昌巳のボーカルがしっかり聞こえて、ミックと合わせて3パートコーラスになっていることがわかる。これけっこう衝撃的でした。
  • アンコールはお祭り的な感じで、Bamboo Music だけでなくCantonでも教授 or/and アッコちゃんが即興で変なフレーズを弾いているんじゃないかと思います。
  • シンセは控えめと書きましたが、オーバーダビングされていないので楽器の素のサウンドが良くわかります。Prophet-5 を駆使した変態的な音色のオンパレードです。