通院の巻

今日は一応、東京での最後の通院日ということで、転院先に持っていくデータや書類を受け取りました。「一応」というのは、皮膚トラブルが現在進行系で続いていて、その処置をしたので結果を見てもらうため、来月あたりにもう1回か2回通院する可能性があります。

10年前に金沢から東京に戻るときに、職場に近いという理由で御茶ノ水の順天堂医院*1を選択しました。当初はかなり状態が悪かったので入院勧告を受けつつ月1の通院でしのいで、それが2ヶ月に1度になり、コロナ渦で3ヶ月に1度になりました。10年前はまだ電子カルテシステムが入っていなくて、患者自身が紙のカルテが入ったファイルを持ち歩いて病院内を移動するシステムになっていて、なかなかエキセントリックな施設だなと思った記憶があります。また何度か増改築がなされましたが、7年ほど前まで存在していた職員兼用の古い食堂は24時間営業で、早朝から焼き立てパンケーキが食べられたり夜遅くでも定食があったりしたので、出勤前や残業後に立ち寄ることもありました。

ちなみにオリンピックや駅伝があるとスポーツ部のポスターや応援の横断幕が張り出されていました。あと端午の節句になると、待合いの広い吹き抜けの上に10メートルくらいある大きな鯉のぼりが飾られて迫力がありました。

この10年の通院期間中、長期的には一貫して改善トレンドだったものの薬のひどい副作用に苦しんだ時期がありました。いまもまだ別の副作用でQOLが下がっているので、今後はその部分が焦点になるという話を主治医としました。より副作用の少ない薬の組み合わせに変えていきたいですね。

*1:病院じゃなくて「医院」なのです

鬼滅の刃 遊郭編 残響散歌を演奏しましたの巻

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残響散歌を耳コピして演奏してみました。ユーリ!!! on ICEの「愛についてEros」を弾いたときと同じで、ピアノ曲としてアレンジしました。ただ現実的にはシンカリオンの進化理論のアレンジと酷似してしまいましたねw
この曲イントロの譜割りは難しいし(イントロの採譜だけで半日かかった)、サビ以外はコード感が希薄なので下手をするとお経みたいになってしまいそうでした。冒頭の脅かし~Aメロの疾走感~Bメロで少し落とす~サビ~終盤に向かって盛り上がる、という流れが出せたのは良かったです。またG#マイナーということで黒鍵が多くて和音がつかみやすいので、特にサビはメロディの内声がきれいに聞こえるようにアレンジしました。でも肝心の「どんなに高い限界も かき消し」のところでかなり弾きにくい和音になっています。ここはどうしてもこの和音を使いたかったので、いかにも【演奏表現です】というテイでテンポを落として思いっきり大音量で弾きました。といっても全力のフォルテではなく、もう1段階残した状態です。(全力で弾いたらここだけ浮いてしまったので少し抑えた)

サウンドの作りは今までとは全く変えて、ポップスの方法論に則ってみました。1:1.5くらいのトータルコンプを使って全体的にダイナミックレンジを圧縮しています。さらにマキシマイザーで+5dBくらい稼いでいるのでフォルティッシモでは音が飽和します。個人的にあまり好きではないサウンドですが、スマホではこのほうが聞きやすいですね。

採譜を始める前は果たしてピアノソロで成立するか不安でしたが、愛についてErosのアレンジができたから絶対できるはずだと自分に言い聞かせて頑張りました。

RMEのFireface UFXやUCXは電源極性を合わせないと入力端子にノイズが乗るの巻

DTMやPCオーディオなどで使うオーディオインターフェースのお話です。

自分はDTMRME Firewire UCXを使っていて、特定のインプット端子(3番と4番)に8kHzのサイン波のノイズが乗る現象で悩んでいました。電源に問題がありそうということはわかっていたのですが、3・4番を使わなければ良かったので特に気にしていませんでした。(このあたりに私の粗忽な性格が表れております)

その後、電源極性をチェックできるパワーディストリビューターを購入して、しっかり極性を合わせたらこのノイズはすっかり消えました。

これが自分だけのケースだと思っていましたが、Yahoo!知恵袋でもUFX2を使っている人から同様の質問があり、やはり電源極性が合っていないと8kHzのノイズが乗るということで、メーカーに問い合わせた結果、RME製品に共通する仕様ということが判明しました。

そんなわけで、RME製品を使っている方で電源の極性をチェックしていない方は一度チェックして極性を合わせたほうがいいですよ、というお話でした。

電源極性チェッカー付きのパワーディストリビューターについては下記の日記を参照下さい。

harnoncourt.hatenablog.com

 

この道わが旅~すぎやまこういち音楽の旅路~の巻

12月11日(土曜)にポップスやアニメ音楽そしてゲーム音楽で多大なる功績を残したすぎやまこういち先生の追悼特集番組がNHKで放映されます。

natalie.mu

ドラクエのシナリオを担当した堀井雄二さんや、イデオンですぎやまさんを起用した富野由悠季さんが出演します。

なお「この道わが旅」というのはドラゴンクエストIIのエンディング曲のタイトルです。この題名で泣ける人は相当なすぎやまファンもしくはドラクエファンだと思います。自分は今年DQ11をプレイしましたが、エンディングでこの曲が流れたときはとても感激しました。

BFD3でいろいろ苦労したの巻(継続中)

高品位ドラム音源といわれるBFDでいろいろ苦労したので備忘録を兼ねて書いておきます。音を出すまでに多大なる苦労をさせられました。

1.BFD Licence Managerのエラーで苦労したの巻

問題:Our Server was unable to process this request. Please try again shortliy. というエラーが出てライセンスが認証されない

対応:PCを再起動する

※海外フォーラムでも話題になってました

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2. BFD Licence Managerのアップデートで苦労したの巻

問題:BFD Licence Managerからアップデートインストーラを取得してアップデートしようとすると途中でエラーを吐いてアップデートできない

対応:BFD Licence Managerを終了させてから改めてアップデートインストーラを起動する

 

以上2つはエラーメッセージとエラー内容が合致していないので対応方法がさっぱりわからなくて小一時間悩みました。

 

3. DAWがBFD3を認識できないの巻(継続中)

DP11でBFD3を読み込ませられません。VEP(Vienna Emsemble Pro)で読み込めるのですが、けっこう不安定です(涙)

 

4. BFD3がインストールディレクトリを見失うの巻

これはよくあるエラーのようです。インストールディレクトリを設定しなおせばOKです。

 

使い始めるまでにこんなに苦労させられる音源はなかったです。セールで安く買えることもあるし、音は良いということですが、ここまで雑なつくりだと趣味でやっている人には到底おすすめできないです。

 

冬コミケに参加しませんの巻

今月末に開催される冬コミケ(C99)には参加しません。新型コロナもありますが、今年は本を出す余裕がなかったです。

なお、いつもコミケでお隣になるサークルの「流星群」さんはC99に参加されるそうです。先日のアレンジャーズ・サミットで久しぶりにお会いしましたがお元気そうでした。

アレンジャーズ・サミット「音楽の料理人たち」~今蘇る名アレンジャーのスコアたち~の巻

東京文化会館で行われた「アレンジャーズ・サミット「音楽の料理人たち」~今蘇る名アレンジャーのスコアたち~」というコンサートを聞いてきました。

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お目当てはハネケン羽田健太郎)の曲と宮川泰・彬良の親子共演と岩崎宏美さんでしたが、他の曲もとても良かったです。なお渡辺俊幸さんは服部克久さんの直弟子筋ということです。

ハネケンはピアノインストの場合1コーラス目では第1ヴァイオリンを使わないで第2ヴァイオリン以下に伴奏をさせることが多いような気がしていたのですが、今回演奏されたパピヨンではまさにそういうアレンジでしたので答え合わせができたような感じでした。

宮川泰さんアレンジの2曲はとにかくオシャレでサービス精神旺盛でかっこよかったです。ラブ・ミー・トゥナイトはハネケンのピアノが前提のアレンジで、一緒にやりとりしながら作ったのではないか(彬良さん談)ということで、彬良さん自身がハネケン風のピアノを熱演しました。ノーブルで上品なアレンジの楽曲が多く演奏された中でこの2曲は異色だったかもしれません。とはいえ、岩崎宏美さんの歌った曲とともに最も盛り上がったのもこの2曲だったような気がします。

ということで岩崎宏美さんですが、予想以上に声の圧がすさまじくてびっくりしました。出し始め(アタック)から強いですね。高い音程はファルセットですけど、低い音程も明らかに若い頃より音圧があってオーケストラに負けていませんでした。これで昭和歌謡ディーヴァ3人衆(大橋純子八神純子岩崎宏美)を全員生で聞けたことになります。コンプリートです。