吐きそうなラフマニノフの巻

来週、イエフィム・ブロンフマン(p)が独奏を務めるラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を聴けることになりました。ブロンフマンの弾くラフマニノフorチャイコフスキーorプロコフィエフの協奏曲はどうしても生で聴きたいと思っていたので、これで1つ念願が叶いました。
そんなわけで、久しぶりに楽譜を引っ張り出してきてCD聴きながら予習をしたのですが、この曲のピアノパートってほんとに吐きそう。洪水か津波かというほど大量の音符を追う作業を40分も続けると、冗談ではなく船酔いのような状態になってしまいます。ラフマニノフは作曲手法が古い古いと言われていますが、この曲は意外に変拍子が多くて楽譜を追うのも一苦労です。
それにしても、あれだけの音符を弾ききるピアニストって職業は本当に凄いと思います。ホロヴィッツはDVDが出てますが、全く平然とした顔で微動だにせず弾いてます。ブロンフマンサロネン盤は演奏の精度だけでなく、節度がある中でしっかりと感情表現がされていく点が良いと思います。
はぁ、それにしても今日は疲れました。