テンペスト第一楽章 仕上げの巻

第一楽章だけを仕上げているわけではないのですが、とりあえず演奏上の注意メモ

  1. アゴーギクデュナーミク
    Lento、Adagio、Allegroの3種類のテンポが頻繁に入れ替わるのが最大の特徴。どれをどの程度のテンポで弾くかきちんと決めて、厳密に守って弾かないと収拾がつかなくなる。それと、Allegroパートでテンポが揺れないように注意。特にstrettoな表現のところで走らないこと。強弱に関しては、細かなcresc./decres.が多いので見落とさないように。強弱記号をあちこちたくさんつけているのだが、その内容を見るとpp/p/f/ffの4段階しかない。よって、pとfの間の音量をどのように使うか注意する。頻出するsfも要注意。単音にsfが付いている場合はアクセント。スラーの始まりに付いている場合は音量だけでなくアーティキュレーションも強調する必要がある(この曲の場合「前のめりに突っ込め!」という意味に取って良い)。
  2. 気合いの入れ方(笑)
    全編攻めまくりでなく、まずsfと減七に焦点を絞る。展開部は猛烈に攻めてよい。というか、猛烈に攻めること。