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久しぶり(ほんとに久しぶり)に「音楽図鑑CLASSIC」のコンテンツ追加をしました。ショパン前奏曲集についての文章です。前奏曲集は今年になってようやく興味を持ち出して、いろいろ調べたり勉強してました。ショパンの連作曲集は以下の3つありますがそれぞれ持ち味が違います。

  • 練習曲集Op.10
  • 練習曲集Op.25
  • 前奏曲集Op.28

練習曲集Op.10は自分のための練習曲という色合いが強いです。ですので、自作のピアノ協奏曲から弾きにくいフレーズを抜き出して練習曲に仕立てたものが大半を占めます。Op.25はもう少し進化していて、Op.10で追求したメカニカルなテクニックと音楽性の融合に気を遣っています。前奏曲集Op.28はこれら2つの練習曲集と似ているようで全然違いますよ、ということを言いたくて、いろいろ書いてみました。
練習曲集もそうですが、前奏曲集も音楽的にいろいろ分析しがいのある作品で、機会があったらもっと深く掘り下げたいと思います。私の場合、音楽学的な興味と演奏上の興味が入り混じっていて、2つの方向から論じないと気が済まないのが困ったところです。その際たるものが「連載講座:別れの曲を弾こう」 http://www.asahi-net.or.jp/~qa8f-kik/article/Op10_3/index.html です。たった4ページのエチュードについてこれだけ語ってしまう(しかもまだまだ書きたいことがあったのをカットしている)という状況です。この調子だとエチュードだけで本1冊くらい書けそうな勢いなので前途多難ではあります。ウンチク帝王とでも呼んでくださいw