ヤンソンスとても良かったです。アンサンブルがちょっと荒いかなと思いましたが（これはバイエルン放送響との来日公演でも同様でした）、躍動感を感じさせるリズムと推進力を持ったアーティキュレーションがとても生きのよい音楽を生んでいました。ワルツの１拍目をしっかり「ドン！」と打たせるところがポイントかと。あと随所で対旋律をロマンティックに歌わせていたのも素敵でした。
比較してはイカンと感じつつもクライバーを思い出してしまうのですが、ヤンソンスはちょっと野暮ったさみたいなものがあって、まあそれも含めて愛すべきキャラなのかなと。それとアンコール前のスピーチ「音楽は魂の栄養です。我々には音楽が必要なのです」はとても感動的でした。とりあえず当面のニューイヤーはヤンソンスにおまかせでもいいんではないかと思いましたが来年はメータですか。うぬぬぬぬ…
