ピアノレッスンの巻

シューベルト即興曲Op.90-3です。

  • 息の長い旋律線の表現
  • 旋律、内声のアルペジョ、バス、という3声部の音量バランス

このあたりがポイントなのですが、さすがに旋律線がおかしくなるとかそういう問題はクリアできているので、デュナーミク表現と3声部のバランスをどういう風に作っていくか考えておけと。「まあ頭の中ではわかってると思うから、あとは指の動きに反映させるだけね。次回は仕上げてきてね」ということになりました(厳しいっす)。あと中間部でバス(左手)が音階的に動く箇所が意外に難しいです。「ラシドドー」とか一見すると何の変哲もないフレーズですが、ちょっとタッチが甘くなると音色が荒れて非常に聞き苦しくなります。家のデジタルピアノで練習しているときは何ともないのですが、生のグランドピアノはタッチの乱れに対してとてもセンシティブに反応するので、指先に神経を集中して弾かなければなりません。右手の旋律はすでにタッチコントロールが行き届いているので、同じことを左手でもやりましょうね、ということです。
で、まあ例によって今後の予定をいろいろ話したのですが。ベートーヴェンソナタ12番(ショパンソナタ2番の下敷きになっている)か熱情あたりは推奨できるとのことです。「熱情やろうよ熱情!カッコいいよ〜!」という具合で先生は熱情のほうが好きらしい。熱情ってフィナーレのテーマ(ドファラドレドシラシラソファソラファ)の運指がどうにも決まらなくて弾けないんですけどね。指くぐらせ系:123131434321232、指飛び越し系:123543214321232。いろいろ悩み中。