マズルカはショパンのミクロコスモスの巻

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音楽図鑑CLASSICのコンテンツを更新しました。今回はショパンマズルカです。ショパンマズルカを50曲以上も作っているので、1曲1曲について言及できませんでしたが、概観することはできたかと思います。このコンテンツを作りながらピアノで弾いたりCDを聴いたりしたのですが、マズルカには本当にいろいろなタイプの曲があって、さながらミクロコスモスだと思いました。民族的な曲は楽しげな雰囲気でポーランドの田舎まつりといった雰囲気なのですが、ソフィストケートされたマズルカは憂鬱、寂寥、孤独、望郷など複雑な感情が表現されています。これはショパンの心情の吐露と考えることもでき、とても魅力的です。マズルカは演奏難易度がそれほど高くありません。リズム表現が難しいなどで敬遠している方は、ぜひ一度弾いてみていただきたいと思います。ショパンの本心を知るためには、マズルカは避けられないと思うのです。