のだめカンタービレ by 二ノ宮知子

ぶっちゃけ「動物のお医者さん」(by 佐々木倫子)の音大版。どうみても二番煎じです。本当にありがとうございました。主人公を極端な性格に仕立てることでキャラ立ちを確保しつつ、「動物の…」との差別化を図る手法を取ってます。なかなか狡猾だと思います。ただ心理面を含めて描写のリアリティが例えば「テレプシコーラ」あたりの大御所作家の作品と比べてだいぶ劣るのがちょっと不満です。もっとも逆にそういう軽さがいいのかなという気もしますけどね。のだめの留学以降だいぶ展開がぎこちなくなってるのでこの先ちょっと心配です。