ピアノレッスンの巻

ベートーヴェンピアノソナタ12番第一楽章です。先生いわく「やりたいことはわかるし、頭の中ではもう完成してることもわかる。けど、実際弾けてるのはほんの一部ねw」特にアーティキュレーションの問題で、上昇→下降というフレーズ(こんなかんじ/\)を弾くときは、頂点の音は降り始めという意識をもつことが重要。頂点の音を含めて登り詰める意識で弾くとフレーズが突っ込み気味になってスムーズに流れません。そのあたりを修正して弾くとべらぼうに上手い瞬間ができるので、「次回は瞬間じゃなくて1曲すべてその状態にしてね(はあと)」ということでレッスン終了w。
譜読みというか音符を拾うだけならさほど難しくない曲ですが、全体的に書法の密度が高いので、フレージングやデュナーミクを含め隙のないように仕上げるのは骨が折れます。各変奏で共通する内声の動きを細かなところまできちんと表現しないと、テーマの関連性や楽章を通したまとまりといったものが感じられなくなってしまいます。