ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔の巻:その1

概要

複数セクション仕立ての3DアクションRPG。3Dといっても360度移動できるのは街や城の中だけで、フィールドやダンジョンは奥へ進むだけの1本道です。戦闘においてはWiiリモコンを剣に見立てて振り回したり、盾として防御します。

感想

第3章まで終えた感想としては、古色蒼然としたアクションRPGっぷりに脱帽といったところ(ほめてない)。3Dになっただけで、むかしのイースあたりのゲームと何も変わりません。移動や防御にはヌンチャクを使った方がスムーズだと思うのですが、リモコンを振り回す動作に制限が出るのでやめたっぽいです。でも、剣も盾も片手のリモコンで操作ってのは違和感があります。
Wiiリモコンポインティング精度がそれほど高くないので*1、戦闘時など大振りすると敵にヒットしなくなります。あと、突き動作が出にくいです(コツが必要)。Wiiリモコンは、上下左右の動きに対するベクトル検出は感度が高いのですが、前後に対する感度が悪いように思います。*2

結論

地雷ゲームとは言わないまでもかなり微妙。いつものドラクエを期待すると内容の軽さが不満になりそうです。「はじめてのドラクエソード」とか命名したくなるような、製作者観点で「とりあえずWiiで作ってみました。いかがでしょう?」というお試し感覚満載のゲームに思えます。各章は1時間くらいで攻略でき(1、2章は2〜3回トライしなおしても1時間かからない)、ストーリーよりもスコアを伸ばすなどゲーム性に重点が置かれているので、ちょっと暇なときに気軽にプレイするのがよいのではないかと思ってます。

*1:原因は操作する人間側にある。ポインタを狙った一点に静止させる難しさ。

*2:前後に動かしているつもりが上下左右にブレているため、後者を優先して検出してしまう。突いたつもりが振りになったりします。