ピアノレッスンの巻

夏休み期間ということもあって久しぶりのレッスンです。今回は「子供の情景」を最初からトロイメライまで通しで。各曲のキャラクターを出すのが難しいのです。

  • テンポ設定を良く考える。連作の場合、前後の曲のテンポ関係が非常に重要になる。それぞれの曲を自分の弾きたい(歌いたい)テンポで勝手に弾くのはよくない。シューマンの設定したメトロノームで弾いてみるのも手。
  • リズムやアーティキュレーション表現の対比を意識する。1曲目の三連符は極力なめらかに流麗に、2曲目の付点リズムは実際より跳ねる感じで、3曲目はできるだけ速く軽くなど。
  • 曲によるデュナーミクの差をしっかり表現する。全体的に弱音の曲の場合、その中でどのように起伏をつけるかはバランス的に難しい。
  • くりかえしはすべて付ける。くりかえすときの弾き方を変えるかどうかは好みによるけど、毎度毎度変化を付けるのもくどいので節度を持って。
  • 3曲目は演奏技術的に難しいんだけど、あなたの場合、もう楽譜見ないで暗譜状態で弾けてますから、鍵盤をよくみてタッチを十分に吟味しながらでも速く弾けるはず。やってみたら?→実際に指定テンポで弾いてみたら、ちゃんと弾けました(笑)
  • 4曲目、トロイメライでは親指で弾く内声がうるさいときがある。打鍵速度が速いため。鍵盤の上に指を置いた状態を確認して、慎重に指を沈めるように打鍵しないとだめ。(むずかしいです)
  • リタルダンドを見落とすところがある。ちゃんと意識してテンポを落としているところはすごくうまいので、見落とさないように。

あと11月に発表会があるので、どうするかとかそういう話が出ました。自分の中の候補曲:ベートーヴェン悲愴第一楽章、シューマンクライスレリアーナ第3曲、ブゾーニ=リスト「カンパネラ」(リストのオリジナルは難しいので自粛w)、ブラームスのラプソディOp.79-1。